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[全国高校選手権]激戦の勝者は藤枝東!10大会ぶりの8強へ(日大藤沢vs藤枝東)

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[1.3 第86回全国高校サッカー選手権大会3回戦 日大藤沢(神奈川)1-2藤枝東(静岡) 三ツ沢]

 第86回全国高校サッカー選手権は3日、3回戦8試合が行われ、藤枝東(静岡)は日大藤沢(神奈川)に2-1で競り勝ち、10大会ぶりに準々決勝へ進んだ。

 激しいボールの奪い合いで一進一退の展開となったが、均衡を破ったのは藤枝東だった。
 前半21分、藤枝東のU-18日本代表MF河井陽介(3年)が鋭いドリブルでエリア内に侵入すると、相手DFのファールを誘い、PKを獲得。これを河井が自ら蹴り、きっちりとゴールを決め藤枝東が先制した。
 1点を追い、日大藤沢もゴールに向かうが、なかなか決定機を作ることができない。だが前半ロスタイム、MF河瀬和真(3年)が上げた左クロスにファーサイドのFW福田雅典(3年)が体ごと突込み、頭で藤枝東ゴールに同点弾を叩き込んだ。
 後半に入り、追いついた日大藤沢が攻勢に出たが、藤枝東のDFを崩しきれない。そして1-1で迎えた後半23分、藤枝東のFW松田純也(3年)の右クロスを、途中出場のFW中村龍一郎(3年)が頭でねじ込み、勝ち越しゴールを決めた。
 日大藤沢はその後、DF金井隆太主将(3年)がオーバーラップで攻撃参加するなど、必死で同点を狙ったが届かなかった。

 試合後、敗れた日大藤沢の金井主将は「最後まで攻撃的な自分たちのサッカーができた。胸を張れるゲーム展開だった」と目を赤くしながらも力強い口調で語り、「最後の相手が藤枝東で良かった。藤枝東には優勝して欲しい」とエールを送った。

<写真説明>先制点となるPKを獲得した藤枝東のMF河井陽介(紫・10番) 

(取材・文 武澤伸昭)

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