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3日違いの“新国立決勝”でチケット販売に明暗…ルヴァンは26000人入場可、天皇杯は一般販売中止

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 Jリーグは24日、来年1月4日に開催する柏レイソルFC東京のルヴァンカップ決勝では、当初の予定どおり約26000人の観衆が入場できると発表した。一方、日本サッカー協会(JFA)は同日、元日に開催する天皇杯決勝のチケット販売を中止。同じ新国立競技場でのビッグマッチで明暗が分かれる形となった。

 これらの発表はいずれも、政府が23日に発表した大規模イベントの開催制限を受けてのもの。政府は東京都を中心とする感染拡大地域で来年1月11日までの間、観客人数制限の上限を「収容人員の50%」から「5000人」に縮小し、チケットの新規販売の自粛を要請した。一方、すでに販売したチケットのキャンセルは求めなかった。

 ルヴァン杯決勝に関しては、すでに全席種のチケット販売が終了。したがって、販売済みの26,000枚は有効なチケットとなった。また公式二次流通のリセールチケットも無効とはならず、来年1月3日の23時59分まで出品・購入が可能だという。

 一方、天皇杯決勝は先行抽選販売とサッカー後援会会員受付こそ終えていたものの、一般販売は12月26日に行われる予定だった。すでに先行販売で5000枚以上を販売しているため、上限を上回っての一般販売を行うことができなくなり、販売中止が決まった。また先行抽選販売で購入されたチケットについても、今月31日まで払い戻しを受け付けるという。

 ルヴァン杯決勝に関する発表を行ったJリーグはこの日、村井満チェアマンの声明をあわせて発表。「Jリーグは今シーズン、お客さまとともにサッカーを続けることを大事にしてまいりました。数試合、リモートマッチでの開催もありましたが、やはりスタジアムで見守ってくださるお客さまの思いが、温かい拍手を通じて選手を大きく後押しすると信じています。当然、国民の皆さまの健康が第一であることは揺らぎません。選手とお客さまが、共に安心してサッカーを楽しめる大会運営のため、感染予防対策には最大限尽力いたします。ご来場の方におかれましても、一層の感染対策へのご協力をお願い申し上げます。東京オリンピック・パラリンピックに向けても、コロナ禍でより安全に大会を運営するための新しいスポーツのあり方を、皆さまと一緒につくりあげていきたいと思います」と伝えている。

●ルヴァン杯2020特設ページ
●第100回天皇杯特設ページ

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