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U-19日本代表FW西川潤「頭が真っ白になった」合宿中に突然のU-20W杯中止決定

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練習試合で2トップを組んだFW西川潤(C大阪)とFW斉藤光毅(横浜FC)

  U-20W杯出場権をかけた来年3月のU-19アジア選手権に向けて千葉県内で合宿中だったU-19日本代表候補に激震が走った。国際サッカー連盟(FIFA)は日本時間25日未明、新型コロナウイルスの影響により、2021年に予定されていたU-20W杯、U-17W杯の中止を発表。主軸のMF松岡大起(鳥栖)、FW西川潤(C大阪)がオンライン取材に応じ、複雑な胸の内を語った。

 チームにはこの日、昼食前のミーティングで大会中止が伝えられたという。直後の選手たちの様子について、影山雅永監督は「ショックは相当受けていた」と振り返り、西川は「突然だったので頭が真っ白になった。自分自身、去年(大会に)出て、次はやってやろうという気持ちもあったので、正直悔しい思いはある」と無念さをにじませた。

西川は昨年、U-20W杯とU-17W杯の両大会を経験。高校3年生で飛び級選出されたU-20W杯では初戦エクアドル戦で得点に絡むなど奮闘したが、決勝トーナメント1回戦で韓国に0-1で敗れ、16強で敗退。2度目のU-20W杯での雪辱を誓っていたものの、その機会を失うことになった。

「素晴らしい経験だと身に染みて分かっていたし、このメンバー、このチームであの大会に出たかったというのが率直な気持ち」と西川。落胆の色を見せながらも、「決まってしまったものは仕方がない。自分たちの目標であるA代表、海外でプレーするというところはブらさずに、これまで海外遠征などで経験してきたことが無駄にならないようにやっていきたい」と前を向いた。

 目標だった大会の中止が合宿中に決まるショッキングな事態も、U-19日本代表候補は予定通り関東大学選抜との練習試合を消化。1点を先行される展開からFW斉藤光毅(横浜FC)の2ゴールで一挙逆転に成功すると、DF成瀬竣平(名古屋)のスーパーゴールが決勝点となり、3-2で競り勝った。

「一人ひとり、自分の中で押し殺している部分もあると思いますが、それを表に出さずに、一人ひとりが今日の試合に勝つためだけにプレーした」と振り返ったのは松岡。「悔しさはありますし、(U-20W杯で)やりたかった気持ちもある。これをバネにしてもっと上のレベルに食い込んでやるという気持ちを、チーム全員が持っていると感じた」とチームの思いを代弁した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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