栃木シティFC(関東サッカーリーグ1部)は24日、MF高地系治(40)が2020年シーズンをもって現役を引退することを発表した。

　高地は過去に鳥栖、横浜FC、岐阜などでプレー。J2通算414試合に出場し、51得点を記録している。2017年に岐阜からテゲバジャーロ宮崎(当時九州サッカーリーグ)に移籍し、栃木シティFCには翌2018年から所属していた。

　クラブ公式サイトを通じて現役生活を振り返り、「順風満帆な選手生活ではなかったですが、東京ヴェルディのサテライトで初めて感じたプロの厳しさ、沖縄の2チームで苦楽を共にした選手達との絆、サガン鳥栖で培った精神面の強さ、横浜FCでは経験豊富な選手達との出会い、FC岐阜ではベテランとしての立ち振る舞い、宮崎ではJFL昇格を果たし、栃木では改めてサッカーの奥深さを感じました。あっという間に過ぎていた中で、多くの経験が出来、多くの方に出会い、選手としても人としても多くのことを学べたことが自分自身の宝物になりました」と語っている。

　続けて「妻や子どもには多くの移籍で負担や不安があったと思いますが、良い時も苦しい時も常に前向きな言葉で後押しして支えてくれたことに感謝しています。『ありがとう』。今後はこれまでに培ったものを活かしサッカー界に恩返し出来るように努力していきたいと思いますので変わらぬ応援を宜しくお願い致します。最後になりますが、両親には丈夫な身体に産んで育ててくれたことに感謝します」とメッセージを送った。

　また、高地は25日にツイッター(@takachiofficial)を開設。最初のツイートで「リリースされたように、今シーズンで現役を引退します。今まで出会えた方々に感謝しかありません。これからもよろしくお願いします」とコメントし、ハッシュタグで「#Twitter始めました 」「#高地系治」と付け加えた。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF高地系治
(たかち・けいじ)
■生年月日
1980年4月23日(40歳)
■出身地
埼玉県
■身長/体重
173cm/69kg
■経歴
大宮東高校–ECイタぺティニンガ–サンベルナルドFC–ナショナルFC–東京V–沖縄かりゆしFC–琉球–鳥栖–横浜FC–岐阜–テゲバジャーロ宮崎–栃木ウーヴァFC(現栃木シティ)
■出場歴
J2リーグ:414試合51得点
九州通算:18試合3得点
関東1部通算:62試合7得点
天皇杯通算:20試合2得点

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