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先制アシストの川崎F大島僚太「優勝して憲剛さんを送り出せたら」

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先制点を演出したMF大島僚太

[12.27 天皇杯準決勝 川崎F 2-0 秋田 等々力]

 負傷明けの川崎フロンターレMF大島僚太が先発復帰し、先制点をアシストした。「攻撃面はどこが空いてるかを見て意識した。距離感はなるべく近い距離で出来た方がいいのかなと思いながらプレーした」という復帰戦。前半39分、狭いスペースにパスを通し、MF三笘薫の先制ゴールを演出した。

 J3王者秋田の堅守に苦しみながらも、J1を無双した攻撃力で圧倒し、コンビネーションで崩した川崎F。後半36分にはPA手前、絶好の位置で大島がFKのチャンスを獲得。試合を決めるMF田中碧の直接FK弾が生まれ、クラブ史上初の天皇杯制覇&複数タイトル獲得に王手をかけた。

 大島は16年度の天皇杯決勝に先発出場し、延長1-2で敗れた準優勝を経験している。「鹿島との決勝で負けた悔しさは消えていない。目の前で初タイトルのチャンスを阻まれた記憶が色濃く残っている。それを払拭したいという思いと、今のメンバーでそれができると信じて挑みたい」。

 後半41分に大島との交代でピッチに立ったMF中村憲剛は、来年1月1日の天皇杯決勝が現役ラストマッチとなる。「やっぱり寂しさは生まれますが、憲剛さんから今まで教えてもらったたくさんのことを勝つためにチームメイト全員で表現して、優勝して憲剛さんを送り出せたら」と、レジェンドの花道を飾る決意をにじませた。

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