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[横山杯]自分と向き合って身体作り。惜敗も習志野の181cmレフティー、CB細井が存在感

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習志野高の長身レフティー、CB細井響

[12.28 横山杯決勝 習志野高 1-1(PK4-5)前橋育英高 若松競技場]

「全国ユース招待サッカー大会 ~YOKOYAMA MEMORIAL CUP~」決勝で存在感を放った一人が習志野高のCB細井響(2年)だ。身長181cmの長身レフティー。柏U-15出身のDFはこの日、対角のフィードや守備力の高さ、PK戦での左足シュートでも目立っていた。

 準決勝の市立船橋高戦ではポスト直撃の左足FKを放ち、技術力の高さ、前へ出てボールを奪う強さも見せていた。中学時代は左SBで、昨年は左SHで選手権予選も先発出場。新チームではCBを任されている。元々DFとしてプレーしてきただけに、本人にとってCB起用に違和感はないようだ。「背もありますし、自分のロングフィードとか活かせるのはCB」とコンバートを前向きに捉えている。

 福田克行監督は細井について、「目標設定ができる子。レイソルから来た時には細かったです。でも、自分で栄養に気を使って食事の量を増やしたり、(将来のために)自分と向き合って、身体を大きくしてきた」と説明する。元々は県トレにも名を連ねていたというが、国体メンバーから落選。その悔しさも力にしてプレー面も、身体つきを変化させてきたようだ。

 将来については、大学サッカーを経験し、プロ入りすることが目標だ。現在、目標としている姿がある。「後ろから的確な指示とか後ろから支えられる選手になりたい。まだまだ声とか足りないですけれども、もっともっと試合を重ねて後ろから味方とかを動かせるように。ラポルトのフィードとかは似ている部分があるし、真似していきたいし、参考にしていきたい」。一方でこの日は相手のプレッシャーの速さの前に思い通りのプレーまではできなかった。細かな部分やスピードの部分に課題を感じている。

 それだけに、また自分と向き合いながら、また改善、成長していくだけ。「絶対に千葉を獲って、全国で活躍して、自分の名前をみんなに知ってもらえるように頑張りたいです」という細井が、激戦区・千葉県を勝ち抜く力となって全国に名を広める。

(取材・文 吉田太郎 取材協力 スポーツマネジメント)
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