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[MOM3336]鳥栖U-18FW田中禅(3年)90+3分劇的決勝弾! 決勝は「去年のリベンジ」「勝って田中さんを胴上げしたい」

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田中智宗監督と喜びを分かち合うサガン鳥栖U-18のFW田中禅(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.29 日本クラブユース選手権U-18大会準決勝 鳥栖U-18 2-1 鹿島ユース 敷島公園サッカー・ラグビー場]

 エースの一撃が大激戦に終止符を打った。1-1で迎えた後半アディショナルタイム3分、サガン鳥栖U-18のFW田中禅(3年)は右サイドからのクロスに反応し、最後の力を振り絞ってゴール前へ。「絶対にチャンスが来ると思っていた」。相手DFとの駆け引きを制し、冷静なダイレクトシュートで決勝ゴールを奪った。

「ここという時にスペースに走り込もうと思っていて、いい形で右サイドに入った時にボールが来るのを信じて、DFとの駆け引きに勝った。ボールが跳ねていたけど、歩幅でしっかり甘くならずに合わせられた」。試合後、ゴールシーンを冷静に振り返った田中は「普段から取り組んできたことがあのゴールに詰まっている」と胸を張った。

 試合を通じての貢献度も高かった。対戦相手の鹿島アントラーズユースが激しいプレッシングをかけてくる中、リスク回避のロングボールには185cmの長身を活かして身体を張り続け、最終ラインで横パスを繋いでコースを探す相手ディフェンダーには絶えずプレッシャーをかけていた。

 もっとも鳥栖U-18において、伝統のハードワークは「チームのために当たり前のこと」。田中はそれを誇ろうとはしない。「自分がなんとしてもボールを収めたかったし、前線からプレッシングをかけて相手のミスを誘ってマイボールを増やしたかった」としながらも、「前から追いかけて走ることは別に苦じゃない。特に頑張っているとかいうわけではない」と冷静に語った。

 当たり前のことを徹底し、大事なところで点を取る——。田中はそうした活躍を、30日の決勝戦でも披露するつもりだ。

 昨季も主力を務めていた田中にとって、クラブユース選手権の決勝は2年連続。名古屋U-18に敗れた悔しさはいまも鮮明に残っている。「去年は中心選手というよりは周りについていく感じだった。ただ今年は自分が引っ張らないといけないし、自分が得点を取らないといけない。そこが成長したと思う」と意気込む。

 そして何より、決勝戦は高校生として最後の公式戦。鳥栖U-15時代から指導を受け、2017年には共に中学年代日本一に輝いた田中智宗監督と迎えるラストマッチとなる。決勝の相手は3年前と同じFC東京。田中は「去年のリベンジもあるし、6年間最後の試合になる。勝って田中さんを胴上げして、いい形で終わりたい」と決意を語った。

(取材・文 竹内達也)
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