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[MOM3345]東福岡FW日高駿佑(3年)_“流れ一変”の先制弾含む技あり2発!! エース欠場も決定力示す

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FW日高駿佑(3年)が技ありの2ゴール(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 選手権1回戦 桐蔭学園0-2東福岡 等々力]

 最前線で体を張ったFW日高駿佑(3年)が技ありの2ゴールを挙げ、東福岡高(福岡)を初戦突破に導いた。「長野(星輝)から練習中にも駆け引きのアドバイスをもらっている。その部分を参考にした」。県予選で負傷したエースFW長野星輝(3年)が欠場する中で大仕事を果たし、全国の舞台で輝きを放った。

 前半34分、CKから桐蔭学園に押し込まれる窮地をしのぐと、直後に鮮やかなカウンターから先制ゴールを陥れた。相手に傾きかけた流れを引き戻した得点に、森重潤也監督は「日高があの場面で決め切ってくれたのは大きい。献身的。いかなる状況に置かれても自分のプレーをぶらすことなく続けられる選手」と活躍ぶりに目を細めた。

 前半35分、左サイドを駆け上がったU-17日本代表MF青木俊輔(3年)からクロスボールを受けると、巧みなコントロールからループ気味にネットを揺らし、先制ゴール。さらに40+2分、DF本田良輔(3年)からのアーリークロスに反応すると、相手を背負った日高がキープし、鋭いターンから技ありの左足シュートを流し込んだ。

 巧みなタッチからゴール前で落ち着きを見せ、シュート2本で2得点という決定力を示した。「強いシュートが持ち味なので、それを意識しながら練習でもシュートを思い切り打ち切ることを意識しています」。初戦で2得点と好発進を切った日高は「選手権という舞台は自分の夢でもあった。点を取れるように頑張っていきたい」とさらにゴールを積み重ねる意気込みだ。

(取材・文 佐藤亜希子)
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