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冨安健洋は再び右サイドで起用される可能性も?現地紙「右SBとしてのクオリティを考えると…」

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DF冨安健洋の最高の起用法は…

 ボローニャの日本代表DF冨安健洋の起用法について、エミリア・ロマーニャの地元メディア『Tutto Bologna』が特集記事を展開した。

『Tutto Bologna』は冨安について「アタランタ戦で日本人はフルバックとして起用された。今後、彼は再びサイドの役割を担うのだろうか?」という見出しで、ボローニャ最終ラインの事情を考察している。

「現役時代、自身がオールラウンダーだったシニシャ・ミハイロビッチ監督(※センターバックだけでなく左サイドバック、ボランチとしてもピッチに立った)は、今季冨安をセンターバックに据えた。だがチーム事情に応じて、途中から彼をサイドにスライドさせる起用法を見せている」

「冨安は日本代表で主にセンターを務めている。先日、得点を決めたアタランタ戦では右サイドバックとして出場した。それは昨季主に担当した右での出場だった。ボローニャは2020年最後となったこの試合で、センターDFにガリー・メデル、ダニーロの2人を置いた。そのため、冨安は右へと回った」

 記事では「この日本人が見せているサイドバックとしてのパフォーマンスを考えると、ミハイロビッチ監督は今後(右SBを本職とする)ロレンツォ・デ・シルベストリと冨安のどちらを右で使うのか、改めて考える時が来ているのかもしれない」と続け、冨安の働きぶりが右サイドバックの順列にも影響を及ぼしていると強調している。

「もちろんそれはピットブル(メデルの愛称)のフィジカルだったり、1月の移籍市場で新たなDFが到着するかどうかにも左右される。それでも冨安が再び右サイドバックとして重用されるようになる可能性は十分にある」

 チリ代表メデルはボランチだけでなく、センターバックもこなすことで知られる。冨安は今季、センターバックで主に出場していたが、アーロン・ヒッキーの離脱に伴い左サイドバックに入る試合もあれば、アタランタ戦では右サイドバックとして起用された。この一戦では2点を追う絶体絶命のピンチから反撃ののろしを上げる1点を返し、冨安がドロー決着(2-2)の呼び水になったことは記憶に新しい。

 右サイドバックとしても結果を残している冨安は、昨季のメインポジションだった右サイドバックに再び戻ることになるのだろうか。センターから右サイドに戻って目に見える結果を残したことから、ミハイロビッチ監督は再び冨安を右SBへと戻すことになるかもしれない。

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