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神戸弘陵が7人目まで突入した関東一との“精度の高いPK戦”に勝利!!2年連続3回戦進出

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[1.2 高校選手権2回戦 関東一1-1(PK6-7)神戸弘陵 オリプリ]

 第99回全国高校サッカー選手権の2回戦が2日に行われ、ゼットエーオリプリスタジアムの第1試合では、神戸弘陵(兵庫)が関東一高(東京B)を1-0で下し、2年連続となる3回戦に進出した。神戸弘陵は3日の3回戦で、履正社高(大阪)と帝京長岡高(新潟)の勝者とフクダ電子アリーナで対戦する。

 関東一が山辺高(奈良)に4-0、神戸弘陵は遠野高(岩手)に5-0とともに大勝で1回戦を突破した両チームの激突。序盤にチャンスを作ったのは神戸弘陵。しかし前半4分のCKをDF小倉慶士(3年)が蹴り入れたボールがクロスバーをかすめて外れるなど、押し込めない展開が続く。

 実力派同士の対戦は拮抗した展開、スコアレスで後半に折り返したが、後半も最初にチャンスを作ったのは神戸弘陵。ただ後半2分、左サイドから狙ったFW田中祉同(2年)のミドルは右ポストを叩いてしまう。同22分のFW松野隼輝(3年)のロングスローからDF田中百々輝(2年)がヘディングで狙ったが、シュートは枠上に外れた。

 一方の関東一は細かいパスワークから崩そうとするが、神戸弘陵の組織的な守備網を突破できない。都大会から連続ゴールを重ね、今大会初戦でハットトリックを決めたFW笠井佳祐(3年)もなかなかシュートにすら持ち込ませてもらえない。

 後半28分には神戸弘陵がFW牧野隼也(3年)、同31分には関東一がFW平田晟也(3年)と、いずれも初戦途中出場でゴールを奪っているスーパーサブを投入して勝負を仕掛ける。すると後半35分、ついにスコアが動く。左サイドでCKを獲得した神戸弘陵はFW松野隼輝(3年)のクロスにDF橋本翔和(3年)が頭で合わせる。クロスバー下に当たったシュートはそのままゴールラインを割った。

 しかしこのまま終わるかと思われたアディショナルタイム突入直前の後半40分、関東一は右サイドでCKを獲得すると、ニアに飛び込んだ笠井がダイビングヘッド。起死回生の同点弾で、PK戦に突入することになった。ただPK戦の直前、神戸弘陵はPK要員として昨年度大会をレギュラーとして経験しているGK大月耀平(3年)を投入しようとしたが、交代前に後半終了のホイッスルがなった。

 PK戦は高いシュート精度で互いに譲らず、6人目までが全員成功。しかし先攻の関東一はDF菅原涼太(3年)が枠上に大きく失敗。神戸弘陵7人目で蹴ったMF松井治輝(3年)のシュートはGK野田好誠(3年)の足に当たったが、そのままゴールに入り、決着がついた。

●【特設】高校選手権2020

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