beacon

昌平が超強力2トップの京都橘を完封!1G1Aの小見は唐木、生島の2CBら仲間に感謝

このエントリーをはてなブックマークに追加

昌平高CB唐木晃は相手の強力2トップを封じ、完封勝利に貢献。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.2 選手権2回戦 京都橘高 0-2 昌平高 駒場]

 1回戦で6ゴールを叩き出していた京都橘高を完封。ボールを握り、攻める昌平高を支えたのが守備陣の奮闘だった。

 特に京都橘のU-18日本代表候補FW西野太陽(3年、徳島内定)とU-17日本代表候補FW木原励(2年)は今大会最強クラスの2トップ。初戦ではともに2ゴールを挙げていた。ともに、技術、高さ、推進力があり、彼らを活かすMF中野晃弥主将(3年)やMF杉本蓮(3年)も嫌な存在。だが、昌平はCB唐木晃(3年)とCB生島翼(3年)を中心に相手の超強力2トップにゴールを許さなかった。

 昌平はバランス、距離感を意識し、切り替え速い奪い返し。前半は西野と木原にボールが届く前に福島内定MF柴圭汰(3年)らがインターセプトしていた。たとえ彼らにボールが入っても数的優位を作ってケア。PAへ侵入させなかった。

 相手はロングスローをゴール前に何度も入れてきていたが、藤島崇之監督は「高さの対応もできていた」と評価。2トップを警戒するあまり、他の選手をフリーにしてしまってシュートされるシーンがあったことは確かだ。それでも、クロス対応、シュートブロックで存在感のあった唐木、生島をはじめ、各選手が守備意識高く戦い抜いた。

 この日1ゴール1アシストの小見も「ウチの2センターが数的優位を保って80分やらせていなかった。チームメートに感謝したい」と称賛。押し込みながら3点目を奪えない中、踏ん張り続けたDF陣の踏ん張りも昌平の勝因だった。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2020

TOP