[MOM3369]矢板中央GK藤井陽登(2年)_昨年度優秀選手のPKストッパー、2年連続初戦のヒーロー
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 選手権2回戦 矢板中央高 1-1(PK6-5) 徳島市立高 ニッパ球]
一年前に鮮烈な選手権デビューを飾ったGK藤井陽登(2年)が、今年度の初戦もヒーローになった。
昨年度4強の矢板中央高は迫力のセットプレーで押し込み、前半のうちに先制に成功。しかし、押し返された後半は1-1に持ち込まれる苦しい展開。流れを失ってPK戦に突入したが、前回大会で大会優秀選手に選出された実力派GKが、魅せた。
「味方が全員決めてくれると思うので、自分が必ず止めるという思いでいました」。先行の矢板中央は6人目まで全員が成功。藤井はキッカー5人目まで逆に飛んでいたが、「相手に見られて、先に動いて逆を突かれてしまった。自分は先に動かないで相手をしっかり見て飛ぼうとしました」と修正。6人目のコースを読み切り、殊勲のPKストップで歓喜をもたらした。
1年生だった昨年度、初戦の大分高戦(2-2 PK6-5)ではサドンデスにもつれ込んだPK戦でチームを救うと、大会を通して好セーブを連発。その活躍から大会優秀選手、日本高校選抜候補に選出された。
県予選の決勝でも2年連続となるPK戦を制し、全国の舞台でも2年連続で違いを見せた実力は本物。キックの部分などで進化を示しつつ、安定したパフォーマンスを見せる藤井は「PKの練習をかなりやってきている。PKになれば、自分の実力に自信はついている」と手応えをにじませ、高橋健二監督は「結果を出してくれて、精神的に強い選手」と活躍に目を細めた。
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2020
[1.2 選手権2回戦 矢板中央高 1-1(PK6-5) 徳島市立高 ニッパ球]
一年前に鮮烈な選手権デビューを飾ったGK藤井陽登(2年)が、今年度の初戦もヒーローになった。
昨年度4強の矢板中央高は迫力のセットプレーで押し込み、前半のうちに先制に成功。しかし、押し返された後半は1-1に持ち込まれる苦しい展開。流れを失ってPK戦に突入したが、前回大会で大会優秀選手に選出された実力派GKが、魅せた。
「味方が全員決めてくれると思うので、自分が必ず止めるという思いでいました」。先行の矢板中央は6人目まで全員が成功。藤井はキッカー5人目まで逆に飛んでいたが、「相手に見られて、先に動いて逆を突かれてしまった。自分は先に動かないで相手をしっかり見て飛ぼうとしました」と修正。6人目のコースを読み切り、殊勲のPKストップで歓喜をもたらした。
1年生だった昨年度、初戦の大分高戦(2-2 PK6-5)ではサドンデスにもつれ込んだPK戦でチームを救うと、大会を通して好セーブを連発。その活躍から大会優秀選手、日本高校選抜候補に選出された。
県予選の決勝でも2年連続となるPK戦を制し、全国の舞台でも2年連続で違いを見せた実力は本物。キックの部分などで進化を示しつつ、安定したパフォーマンスを見せる藤井は「PKの練習をかなりやってきている。PKになれば、自分の実力に自信はついている」と手応えをにじませ、高橋健二監督は「結果を出してくれて、精神的に強い選手」と活躍に目を細めた。
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2020