beacon

山梨学院、PK戦の末に藤枝明誠下す!! 10年度以来の選手権ベスト8へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

山梨学院高(山梨)がベスト8進出を決めた

[1.3 全国高校選手権3回戦 藤枝明誠高1-1(PK6-7)山梨学院高 駒場]

 第99回全国高校サッカー選手権3回戦が各地で行われ、浦和駒場スタジアムの第2試合では4年ぶり3回目の出場となる藤枝明誠高(静岡)と3年ぶり7度目の出場となる山梨学院高(山梨)が対戦。前半を1-1で折り返した試合は後半はスコアが動かず。1-1のまま突入したPK戦を7-6で制した山梨学院がベスト8進出を決め、5日に昌平高(埼玉)と対戦する。

 09年度大会以来、11年ぶりの準々決勝進出を目指す藤枝明誠と、10年度大会以来、10年ぶりのベスト8を狙う山梨学院の一戦。立ち上がりの前半6分、山梨学院がゴールに迫る。FW野田武瑠(3年)が右サイドに振ったボールに走り込んだDF浦田拓実(3年)のラストパスを受けたFW久保壮輝(3年)が狙うも、ボールはゴール右に外れてしまった。

 前半29分には藤枝明誠がゴールを脅かす。FW高野雷我(3年)が右サイドから送ったパスをファーサイドで受けたMF小林洸(3年)が強烈なシュートを放つが、好反応を見せたGK熊倉匠(3年)に弾き出されてしまう。同25分には山梨学院。浦田が放り込んだロングスローのこぼれ球に走り込んだ、MF谷口航大(2年)が放った枠を捉えるシュートはGK市川泰壱(3年)の好セーブに阻まれた。

 すると、前半31分に山梨学院が先制に成功。右サイドを突破したFW野田武瑠(3年)の折り返しを浦田が蹴り込んでスコアを1-0とした。しかし、2分後の同33分、左サイドから送られたクロスの流れからMF賀茂大紀(3年)が放ったシュートが熊倉に触れられながらもネットを揺らし、藤枝明誠が試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、山梨学院はFW笹沼航紀(3年)とFW茂木秀人イファイン(2年)を投入する。後半19分には山梨学院に追加点のチャンス。MF新井爽太(3年)が放り込んだロングスローをDF鈴木剛(3年)がドンピシャのタイミングでヘディングで合わせるが、好反応を見せた市川に阻まれてネットを揺らすには至らない。

 その後は山梨学院が押し込む時間帯が続くが、藤枝明誠が体を張った粘り強い守備で勝ち越しゴールを許さず。1-1のまま後半終了のホイッスルが吹かれた。

 迎えたPK戦。ともに6人ずつが決めて7人目に。先攻の山梨学院が成功させると、後攻の藤枝明誠のシュートを熊倉がストップして、山梨学院がPK戦を7-6で制して準々決勝へと駒を進めた。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク●【特設】高校選手権2020

TOP