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[MOM3371]昌平MF荒井悠汰(1年)_「1年生と思えない」フィジカルのアタッカーが選手権初得点

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カットインからのミドルで決勝点を挙げたMF荒井悠汰(1年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.3 選手権3回戦 昌平高3-0創成館高 浦和駒場]

 1年生で昌平高(埼玉)の8番を背負い、1回戦から先発を張り続けるMF荒井悠汰(1年)の左足から、創成館高(長崎)戦の決勝点は生まれた。

 前半17分、4-2-3-1の右サイドハーフに入っていた荒井は、中央にドリブルで切り込むと左足を一閃。「あの形は中学校から決めていた。蹴った瞬間に入ったと思った」というほどの鮮やかなゴールがだった。

「前半から自分たちがうまくやれたかというと課題が残る」と藤島崇之監督は内容に不満を覚えていたが、「荒井が点を取れたことが非常によかった」と1年生アタッカーんが挙げた先制点に助けられたと振り返った。

 FW小見洋太(3年、新潟内定)やMF小川優介(3年、鹿島内定)らと同じく昌平と提携しているFC LAVIDA出身の荒井。藤島監督は「1年生と思えないくらい」の強靭なフィジカルがあると評する。荒井も「フィジカル面では1年生に関係なく誰にも負けたくない」と自信を持っている。「全国大会で自信ついていきている」と選手権でもその能力を発揮している。

 攻撃的な選手だけに当然、ゴールも求められている。シュートよりも「パスを選択している状況があった」と藤島監督は言い、ゴールを意識することを荒井にも話していたという。本人も「全国大会で点を決めるのを目標に」大会に臨み、見事3回戦の決勝点をマーク。「得点を決めることができて非常にうれしく思います」と手応え。得点力も備えた昌平の右の翼が、冬の大舞台で羽ばたく。

(取材・文 奥山典幸)

●【特設】高校選手権2020

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