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再三のCK、ロングスローも得点ならず…3回戦敗退の丸岡MF川中「力及ばず、相手の方が上だった」

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丸岡MF川中浩夢(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.3 選手権3回戦 堀越高 2-0 丸岡高 駒沢]

 福井県予選では4試合で29得点を量産してきた北信越王者が零封負けで3回戦敗退となった。丸岡高(福井)の小阪康弘監督は「決め切るところを決められなかったのが残念だった」と悔やんだ。

 1点ビハインドで折り返した後半は堀越を押し込み、CKやロングスローなど再三セットプレーのチャンスをつかんだ。しかし、ゴール前で体を張る堅い守りをこじ開けられず、後半のシュートはゼロ。最後はPKでダメ押しの2点目を決められた。

「堀越さんは東京都予選で厳しいゲームを何回もやってきていると思う。最後のところは絶対にやらせないというのが伝わってきた。選手たちはいつか入るんじゃないかと感じていたと思うが、それがズルズルいってしまったんだと思う」

 MF川中浩夢主将(3年)の精度の高いキックやDF竹島智哉(3年)のロングスローは大きな武器だったが、この日は不発。06年度大会以来となる8強入りを逃し、川中は「自分たちは前から丸岡らしくアグレッシブに行くことを意識したけど、力及ばず、相手の方が上だった」と唇を噛み、「来年こそはベスト16の壁を越えてほしい」と後輩たちにエールを送った。

(取材・文 西山紘平)

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