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7年ぶりタイトルならず…柏MF大谷秀和「横から見ているのは非常にくやしい」

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柏レイソル一筋18年目のMF大谷秀和

[1.4 ルヴァン杯決勝 柏1-2FC東京 国立]

 柏レイソルにとって、1999年、2013年以来3度目のルヴァン杯決勝は、初めて準優勝という立場で終えた。「一番上の景色を見られなかったのは残念です」。キャプテンのMF大谷秀和は肩を落とした。

 2020シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、グループステージは1回戦総当たり式に短縮、プレーオフステージは廃止になるなど大会方式が変更となり、試合数は減少。グループステージから「全員で積み重ねて戦ってきた」柏は、5試合全勝で決勝まで勝ち上がってきた。

 迎えたFC東京との決勝、「立ち上がりからチームとしてバタバタしてしまいましたし、決勝が初めての選手がいてゲームに入りきれていない中で相手に得点を与えてしまった」。FWレアンドロに先制点を与えた場面では、枚数が足りていた中でも突破を許してゴールを割れてしまう。それでもまだ前半16分、巻き返す時間はあった。タイトルをいくつも経験しているミスターレイソルは「あわてないように」とチームメイトを鼓舞した。

 MF瀬川祐輔が1点を返し、後半にシュートチャンスを何度もつくった。それでもFC東京は選手交代で流れを引き寄せると、途中出場のFWアダイウトンが決勝点を挙げた。大谷は後半33分にピッチを退き、敗戦の笛をベンチで聞いた。

 11年ぶりのルヴァン杯タイトルに沸くFC東京に対し、「素直におめでとうと思いますけど、(表彰式を)横から見ているのは非常にくやしい」と吐露する。FWクリスティアーノやDF川口尚紀ら試合終了とともに顔を覆う選手も多く、気持ちは同じはずだ。国内主要タイトルである、J1(2011年)、天皇杯(2012年)、ヤマザキナビスコ杯(現ルヴァン杯、2013年)を3年連続で獲得してから7年が経とうとしている。「またタイトルを争う舞台に戻らないといけないというのは強く思いました」。敗戦を糧に来月からはじまる来シーズンへと臨む。

(取材・文 奥山典幸)
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