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[NEW BALANCE CUP]選手権4強は自分たちを除いて前回と同じ顔ぶれ。“裏選手権”“全国ルーキー”制覇の静岡学園「次は絶対に」

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前半5分、静岡学園高はMF川谷凪が先制ゴール

[1.6 NEW BALANCE CUP決勝 帝京高 0-2 静岡学園高 時之栖裾野G]

 “裏選手権”決勝で貴重なゴールを決めた静岡学園高MF松永颯汰(2年)は試合後、「選手権のベスト4は去年と同じで、自分たちだけいなくて悔しいんで、次は絶対に取ろうという気持ちが強い」と力を込めた。

 静岡学園は前回の全国高校選手権優勝校。今年度は静岡県予選準決勝で敗れ、全国大会に出場することができなかった。一方、前回大会の準優勝校である青森山田高と同4強の矢板中央高、帝京長岡高はいずれも現在開催中の選手権で準決勝進出を果たしている。

 静岡学園の選手たちにとっては悔しい結果に。それだけに、来年は選手権出場権を獲得し、全国制覇を狙う意気込みだ。守備の柱として期待されるCB伊東進之輔(2年)も「出たかったですし、去年優勝しているという立場もあったので、自分は選手権で試合に出ていなかったので悔しかったですね」と語り、「100回大会の選手権でもう一回優勝したい」と目標に掲げた。

 静岡学園は1年生が昨年12月のミズノチャンピオンシップU-16 ルーキーリーグで初優勝。今冬は“全国ルーキー”と「NEW BALANCE CUP」(“裏選手権”)の2冠に輝いている。MF高橋隆大、DF行德瑛のU-16日本代表コンビら1年生が台頭。年末は不振だったという2年生が「NEW BALANCE CUP」で意地を見せてアピール、結果を残しているのが現状だ。

 準決勝、決勝でゴールのMF川谷凪(2年)は「裏選手権一発目取ったので、ここから新人戦、インターハイ、選手権全部出て静岡で絶対に3冠して全国で通用するチームになれるように頑張りたい」と誓った。ライバルたちの活躍を刺激に努力を重ねて、力を身に着けて日本一に相応しいチームになる。

(取材・文 吉田太郎)
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