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[MOM3383]帝京GK岸本悠将(2年)_「身体が軽くなっている」守護神がPK戦含めて好守連発 !

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帝京高GK岸本悠将がPK戦1人目をストップ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.6 NEW BALANCE CUP準決勝 帝京高 0-0(PK4-2)前橋育英高 時之栖裾野G]

 帝京のビッグセーバーが強豪校の前に立ちはだかった。帝京高GK岸本悠将(2年)は0-0で突入したPK戦で先攻・前橋育英高1人目をいきなりストップ。「きょうは昨日(日大藤沢高戦のPK戦の)良い感覚がしっかりと残っていたので、相手の動きを見てしっかりとセーブできたと思います」という岸本は右への跳躍から完璧に止めて、チームを勢いづけた。

 4人目も失敗した前橋育英に対し、岸本は日比威監督の指示で帝京4人目のキッカーに。成功すれば勝利の決まるPKを右足で右隅に沈め、チームを決勝へ導いた。日大藤沢との1回戦ではPK戦で3本ストップの離れ業。準決勝では抜け出してきたFWとの距離を詰めてシュートを阻止するなど、守備範囲の広さと反応の良さで無失点に大きく貢献している。静岡学園高との決勝もビッグセーブが4本、5本とあった。昨年からのレギュラーがゴール前で存在感を見せ続けている。

「去年、選手権もプリンスも出させてもらったんですけれども、なかなか勝ち切れなくて選手権も2回戦敗退で先輩たちを引退させてしまって申し訳なかった。今年は去年出ていた人数が少ないので、自分が結果残してチームを引っ張っていかないといけない」

 その意欲はピッチ外での取り組みから表れている。身長180cmでガッチリとした身体の持ち主は家族の協力を受けながら食事管理を実行し、このわずか3か月ほどで約10kgもの減量に成功。努力を継続中の本人も「違います。軽い。少し痩せて身体が軽くなっている」と効果を口にする。日々の練習から相手の特長、動きを良く観察し、読みの質もレベルアップ。それも好守に繋がっているようだ。

 日比監督は岸本について、「コーチング、キャッチングが良いですし、DFの背後の処理も良い。チームリーダーとしての自覚が出ている」と評価。その岸本は理想像について、「『岸本ならば大丈夫』とチームメートから思われるようなGKになりたいです」と語った。

 今年の目標はチームメートと協力して結果を残していくこと。「年間を通してプリンスリーグも降格させたらいけないと思うし、インターハイ、選手権もあればインターハイ全国出て選手権もなかなか出れていないので、下級生が多い中でも上級生がしっかりと自覚をもって試合に出れていない人も全員で勝ちにいきたいです」と力を込めた。そして自身は「岸本ならば大丈夫」という存在になって、名門・帝京を全国へ導く。

(取材・文 吉田太郎)

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