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[MOM3384]静岡学園MF川谷凪(2年)_鹿島MF松村のような存在目指す快足MF。「静学に無い色を出せたら」

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静岡学園高の快足MF川谷凪は決勝で決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.6 NEW BALANCE CUP準決勝 日体大柏高 2-3 静岡学園高 時之栖裾野G]

 静学の新たなスピードスターが、決勝ゴールを決めた。静岡学園高は後半20分に追いつくと、さらに25分、MF松永颯汰(2年)が左サイドから斜めのスルーパス。右サイドからの抜け出しでボールを引き出したMF川谷凪(2年=千里丘FC出身)が、コントロールから右足ループシュートでゴールネットを揺らした。

 川谷は「(2-2になって)最後の1点、絶対に行けると思っていたんですけれども、その1点は自分で行こうと思っていました」と振り返る。そして、狙い通りに奪った決勝点を「いつもやったら(GKの)正面当てて外していたんですけれども、たまたまあの時はループシュート。僕はそういうタイプではないんですけれども、ちょっと嬉しかったです」と微笑んだ。

 川谷は50m走を5秒9で走るという快足サイドアタッカー。スピードと身体の強さを活かした縦突破やゴール前へ飛び込む動きを得意とする。1年時は怪我に悩まされ、復帰したのが1年前。そして6月にAチームへ昇格したが、出番を増やすことはできなかった。

 それでも、「今年、自分の代なので一発やってやろうかな」という思いで臨んだこの「2021 NEW BALANCE CUP」(通称:裏選手権)では、準決勝の決勝点、決勝の先制ヘッドを含めて4得点の活躍。アピールに成功している。

 その川谷が「そこを狙っています」と言うのが、2学年上の先輩MF松村優太(現鹿島)の後継者。松村は高速ドリブルと得点力を武器に活躍し、静岡学園の24年ぶりの選手権制覇に大きく貢献している。

 現状ではまだまだ届かない存在だということは理解している。それでも近づけるように練習中。「(松村は)凄かったです。身体で行きながらスピードも使えていたので、僕もまだあんなタッチしながらスピードに乗るのはできないので、今ずっと練習しています。僕も目指してやっている。自分のスピードを活かしたドリブルで『静学に無い色を出せたら良い』と思います」と力を込めた。

 今年の目標は静岡3冠、そして全国制覇。「静学で一番技術がないんですけれども、技術じゃなくて、違うスピードパワーとかで静学に貢献できたら良い」。練習をさらに重ねて静学で異質の存在だった松村のような選手となり、多くの白星をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)

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