リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、日本代表FW南野拓実の起用を示唆した。

　リバプールでの2シーズン目を迎えた南野は、昨年12月19日に行われた第14節のクリスタル・パレス戦において、ゴール前での冷静なフィニッシュでプレミアリーグ初ゴールをマーク。7-0の大勝に貢献し、今後の出場機会増が見込まれた。

　しかし、クロップ監督はその後の3試合で南野を1分も起用せず。チームはその3試合で2分1敗の未勝利で、わずか1得点しか挙げることができず、勝ち点を落とし続けている。

　8日に開催予定のFAカップ3回戦、アストン・ビラ戦に向けた記者会見に出席したクロップ監督は、その南野について言及。「新加入の選手がいる時、みんな20ゴール、30ゴール、40ゴールを挙げると思っている」と周囲の大きな期待について制しつつも、南野を高く評価し、現在のチームに必要な選手だと強調した。

「彼は本当に良い状態だ。成長しているし、トレーニングでインテンシティを出すことにも慣れてきている。大きなステップを踏んでいるよ」

「彼が直近でプレーしたクリスタル・パレス戦で我々は7-0の勝利を収めた。その後の試合では勝つことができていない。だから、我々は明らかに彼を入れることを考えないと!」

　なお、アストン・ビラは最近の新型コロナウイルス検査で複数の選手・スタッフに陽性反応が出たことを明らかにしており、リバプール戦に向けた前日練習を中止とした。そのため、リバプール戦の開催は直近の再検査の結果次第に。クラブ側はFA(イングランドサッカー協会)と連携して予定通りの開催に向けて準備していることを発表している。

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