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選手権通じて守備成長の山梨学院、決勝で青森山田を「守備で上回りたい」

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PK戦で勝利した山梨学院高は決勝も守り勝つ

[1.9 選手権準決勝 山梨学院高 2-2(PK3-1)帝京長岡高 埼玉]

 選手権予選開幕前の昨年10月、山梨学院高の長谷川大監督は「全国に行けば、8以上のポテンシャルがある」と語っていた。選手権からは2年遠ざかっていたものの、18年のインターハイで全国制覇するなど毎年ベースは高く、個の力、チーム力含めて指揮官の目には全国で勝負できるチームになると映っていたようだ。

 今年はコロナ禍で公式戦が、少ない状況。その中で、夏には「U-18甲信静 FOOTBALL LEAGUE 2020『From Now On』」で清水ユースやJFAアカデミー福島U-18、藤枝東高などの強豪校、強豪クラブとリーグ戦で戦う機会を作り、強化に繋げてきた。「From Now On」やプリンスリーグ関東で見つけた課題を改善してきた成果も徐々に発揮。選手権でも1試合1試合成長しながらついに決勝まで勝ち上がった。特にGK熊倉匠主将(3年)は「大会を通して守備が成長したところじゃないかと思います」と語る。

 昨年12月、チームは11年前の優勝時の監督である横森巧総監督から、「守備でどれだけ修正できるか。総合的な守備能力を発揮できるかというのが、(全国大会の)勝負の分かれ目だと思います」と指摘されていたが、今大会はV候補の昌平高に1-0で勝利するなど5試合中3試合で無失点勝利。今大会屈指の技巧派軍団である帝京長岡高との準決勝も、小さなひし形を作りながら崩そうとして来る相手の狙いを封じ、その背後を取る形でチャンスを作り出した。

「前半は上手く行った」(長谷川監督)が、攻め疲れなどが影響し、体力が低下した後半にボールを動かされて2失点。反省点があったことは確かだが、CB一瀬大寿(3年)らが苦しい展開の中でも身体を張って勝ち越し点を許さなかったことがPK戦勝利に繋がった。

 決勝は、準決勝5発の青森山田高と対戦。相手の速い攻撃やセットプレーを封じることは簡単ではないが、MF石川隼大(2年)は「山梨学院の守備で上回りたい」。同じく11年前の決勝で青森山田と対戦した際も1-0で勝利。山梨学院は今大会で成長した守備で青森山田を封じ、11年ぶりの優勝を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
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