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カッサーノが持論「ユーベは選手25人が強く圧倒的。ミランの若手で対抗は難しい」

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アントニオ・カッサーノ氏が持論

 元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノ氏が7日、クリスティアン・ビエリ氏とTwitch(ツイッチ)上の『BoboTV』で対談し、ミランユベントス、レアル・マドリーなどについて持論を展開した。

 カッサーノ氏はまず、6日に行われた首位ミランと王者ユベントスによるビッグマッチに言及。昨季後半から無敗の快進撃を続けていたミランを3-1でねじ伏せたアンドレア・ピルロ監督率いるイタリア王者を評価しつつ、ミランの健闘を称えた。

「ユーベは常に士気が高く、攻撃的なチームだ。実力は今も圧倒的であるように見える。しかしミランは、7人も欠場者がおり、(ダビデ)カラブリアを中盤で起用するなど厳しい状況の中で、組織としての試合を見せてくれた。それに(指揮官のステファノ)ピオリは完璧な分析をしていたように思う。1-1の状況までは互角に戦っていたからね。しかし2点目を奪われて立ち直れなくなった。次戦ではミランの奮起を期待しているよ」

「ユーベも重要な選手が何人かいなかったが、トップチームの25選手が強い。全員が非常に高いレベルの選手だ。ユーベは昨日、(クリスティアーノ)ロナウドの調子が良くなかったが、(デヤン)クルゼフスキや(ウェストン)マッケニーを投入して勝利することができた。それに(パウロ)ディバラや(フェデリコ)キエーザは相手にできないほどのプレーを見せ、テオ・エルナンデスをなぎ倒した。ミランは(パオロ)マルディーニの息子(ダニエル・マルディーニ)や(ロレンツォ)コロンボを投入したが、これでは難しい。良いパフォーマンスは見せているが、リーグ優勝するとなると、王者が出て来なければならない」

 続いてカッサーノ氏は、2006年から2007年にかけて自身が所属したレアルに言及。フロレンティーノ・ペレス会長率いるクラブについて自身の見解を示した。

「俺はあそこにいたことがあるが、まったくの別世界だよ。フロレンティーノはローマ教皇であり、枢機卿であり、王であるような存在なんだ。チームに残るかどうかも彼が決める。(ルカ)モドリッチは退団するはずだったが、チームに残り、バロンドールを受賞した。(ファビオ)カンナバーロの時と同じだ。あの年は、(ジャンルイジ)ブッフォンか、ワールドカップで頭突きがなければ(ジネディーヌ)ジダンが受賞するべきだった」

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