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早稲田大FW梁賢柱が“就活”アピール弾「チームに貢献する。その先にプロなど次のステージがある」

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早稲田大FW梁賢柱(4年=東京朝鮮高)

[1.10 #atarimaeniCUP準々決勝 甲南大 0-3 早稲田大]

 早稲田大の勝利が近づく2点目が決まると、選手たちは単なる追加点以上のテンションで喜びを表現していた。歓喜の中心にはFW梁賢柱(4年=東京朝鮮高)。「自分の将来をかけてこの大会に臨んでいる」(外池大亮監督)というU-23北朝鮮代表ストライカーにチームメートも思いを寄せているようだ。

「自分は進路も決まっていないし、この大会にかける思いが本当にある。何がなんでも結果を残して、声がかかるかどうか。自分がやれることは結果を出して、点を取って、チームに貢献するしかない。その先にプロなど次のステージがある。このチームで、一つでも多くみんなで試合ができるようにと思っている」。

 そんな梁にチャンスが訪れたのは1-0で迎えた後半16分、右サイドを駆け上がったMF西堂久俊(2年=市立船橋高)のクロスボールに反応し、逆サイドからゴール前に駆け込んだ。ニアサイドで相手に当たって軌道が変わったが、持ち前のクイックネスを活かしてセカンドボールにアプローチ。最後は右足ワンタッチで押し込んだ。

 選手たちは真っ先に梁のもとへ集まり、ゴール裏カメラマンに向かって喜びをアピール。その喜びようは「自分自身だけじゃなく、チームメートそれぞれのキャリアを後押ししていこうということを常々言っている」(外池監督)という姿勢を表現するものだった。

 10月下旬のリーグ戦でハムストリングを負傷し、約2か月間にわたる治療・リハビリ期間を過ごして迎えた今大会。梁は1回戦のIPU・環太平洋大戦(○4-0)で初ゴールを決めただけでなく、武器である縦への仕掛けなどでチャンスメークを担い、3試合10得点無失点の躍進を牽引している。

「自分のストロングを出せているし、テンポを作り出すことも意識している。仕掛けるところと、仕掛けずに簡単にはたくことを意識して、リズムをつくることができている」と手応えを感じているだけに、ここでの活躍をJクラブのスカウトにアピールしていきたいところだ。

 もっとも、梁自身が第一に考えているのは「チームに貢献した先に次のステージがある」ということ。ここからの2試合は「高校時代にも選手権予選などでやっていて、そこでプレーするのは気持ちが入るし、戻れるのが本当に楽しみ」という西が丘での開催。まずは準決勝の法政大戦で、チームを勝利に導く活躍をするつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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