アビスパ福岡は13日、選手1人から新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。Jリーグガイドラインに準拠し、匿名での発表。当該選手は保健所の指示を受けて隔離しているが、体調不良の症状は出ていないという。

　クラブによると、同日のトップチーム始動を前に前日12日に全選手・スタッフ23人を対象にPCR検査を実施。選手1人の陽性が確認され、その他の選手・スタッフは全員が陰性だったという。

　クラブは「当該選手は現在も無症状であり、毎日の検温および体調管理システムでも、目立った異常はありません」とした上で、「管轄保健所指導の下、直近2週間の行動履歴の確認をいたしましたが、感染経路はわかっていません」と説明。「引き続き、管轄する保健所の指導を仰ぎながら、必要箇所の消毒対応など適切に対応してまいります」と伝えている。

　なお、当該選手のクラブハウス、ロッカー等の立ち入りはなし。「改めて選手およびチーム関係者全員に感染症対策の周知と徹底をはかり、手指消毒をはじめ、選手スタッフの体調管理や施設の消毒等、万全の対策を講じてチーム活動を行ってまいります」としている。

　福岡県は同日、政府による緊急事態宣言の対象地域に追加されていた。

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