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完全移籍名古屋でも背番号8…柿谷曜一朗「C大阪の8番は誇り。忘れることはない」

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真新しい背番号8を使用。なおこれはACLで使用するユニフォームとなる

 名古屋グランパスの新体制発表会が17日に行われ、21シーズンの選手背番号が発表になった。セレッソ大阪から完全移籍で加わったFW柿谷曜一朗の背番号は、C大阪時代にも背負った8番に決まった。

 柿谷は愛着のある背番号8を選んだ。C大阪の背番号8は歴代、森島寛晃氏(現C大阪社長)やMF香川真司、MF清武弘嗣と“チームの顔”が背負ってきた伝統の番号。柿谷も13年からつけてプレーしてきた。

 柿谷自身も「C大阪のイメージが強いと思うけど、違う番号をつけるというよりは、C大阪で8番をつけたことを誇りに思っている。それを忘れることはない」と改めて愛着を語る。「好きな番号なので、名古屋さんでも同じ番号をつけて、名古屋の柿谷になれればいいなと思います」。

 C大阪はスクール時代から所属。生粋の生え抜き選手の国内完全移籍。決断は簡単ではなかったはずだ。柿谷は移籍の理由について、「思ったシーズンを送れていなかった。純粋に試合に出たい」と、リーグ24試合に出場しながらも、途中出場が多く、752分の出場に終わった昨季の葛藤を吐露。

「大森さん(征之、スポーツダイレクター)とマッシモ(・フィッカデンティ監督)と話す機会があったときに思いが伝わった。本当に必要としてくれていると感じた。どっちがどっちというわけではないけど、自分の思いと重なったのが名古屋さんだったので移籍を決めました」と移籍の経緯を語り、決意を新たにした。

 ファンの前では「皆さんの驚くような顔を見るのが好きなので、そういうプレーをたくさんできるように頑張りたい」と堂々と話した。今月3日に31歳となったジーニアスが、新たなストーリーを作り上げていく。


(取材・文 児玉幸洋)
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