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ポルティモネンセ元指揮官、教え子中島翔哉は「彼の世界の中で生きている」

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ポルティモネンセ時代のMF中島翔哉

 ポルティモネンセの元指揮官、アントニオ・フォーリャ氏は、MF中島翔哉について言及した。

 2017年夏のポルティモネンセ加入以降、ポルトガルの地で大きなインパクトを残した中島。その後、2019年夏に日本人最高額でカタールのアル・ドゥハイルに移籍したが、わずか半年でポルトガルに帰還し、名門ポルトに入団する。しかし、新型コロナウイルスの影響などもあり、十分なプレー時間を得られない同選手は、今冬の移籍市場で再び中東に移籍することが決まった。

 2018年から1年半にわたり、ポルティモネンセを率いたフォーリャ氏は、ポルトガル『Maisfutebol』のインタビューでカタール行きが決まるまで同クラブで指導した中島について「優れた選手」と評価し、日本代表MFに対する自身の考えを口にした。

「(ポルティモネンセの大株主)テオドロ・フォンセカは日本をよく知っていて、このことについて私たちはよく話をしていた。日本人はとても真面目で大人しく、すべてのことにおいて正しいことをする。ナカジマにはそのすべてが当てはまった。トレーニングセッションで、私は少し大声を出したが、彼は笑っていた。彼は少しシャイで、自分の世界の中で生きている。音楽を聴き、携帯電話をかまい、誰かが話しかけたとき彼は笑っているだけだった」

「しかし、ピッチ上で楽しそうにプレーする彼の姿は他の選手にもうつっていった。プレーが大好きで、すべてを笑顔にしてしまう。彼がこのような選手であると私たちは知っていたし、彼のことをよく理解し、彼と歩調を合わせる必要があった。彼がFCポルトで失敗したかどうか私にはわからない。ただし、FCポルトでは彼の周りにもクオリティの高い選手がいて、ポルティモネンセ時代のようにすることはおそらく不可能だったかもしれない」

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