関西地域のU-16年代において長期にわたるリーグ戦を通して、選手の育成および指導者のレベルアップを図ることを目的とする「関西U-16～Groeien～2020」は全日程終了後、各チーム選出の優秀選手を発表した。上位リーグのG1リーグ6位、神戸弘陵高(兵庫)からはGK北山壮太(1年=エベイユFC出身)が選出された。

以下、北山コメント

―リーグ戦を振り返って。
「チームは、初めての公式戦で上手くいかなかったプレーなどがあったけれど、試合を重ねるにつれ、どんどん連携や試合への入り方などがよくなり、全体を通してチームにまとまりが出てきました。また怪我をして試合に出れない選手などの分も背負って戦う姿勢が出てきて、プレーだけではなく人としても成長できたリーグでした。
　個人では、どの試合も失点0で抑えることを目標にして挑みました。関西のトップクラスの高校と戦い、自分よりも上手な選手たちばかりでレベルの高さを痛感しました。ただ、自分も負けてられないという気持ちで毎試合戦い、まだまだ成長できると思いました」

―現在の課題と強みは?
「チームでは、試合の終わり方や決定機を決めきること、守備の粘り強さなどが課題です。強みは、バックやボランチの精度の高いキックや個性豊かな攻撃陣が多いことと、チーム全体として信頼できる選手ばかりでまとまりがあるところです。
　個人としては、試合を通して、コーチングの質や、シュートセーブ率を上げること、判断力、利き足ではない方のキックの精度を上げるなど課題がたくさんあります。自分の強みは、ハイボールの処理やキックの精度なので、強みを活かして今後もチームに貢献できるよう頑張ります」

―目標とする選手は?
「僕はC大阪に所属しているキム・ジンヒョン選手です。何回もスタジアムで観戦し、ここぞという時にゴールを守る気迫あふれるプレーを見て、『この選手みたいになりたい』と思いました」

―今後の目標を教えて下さい。
「全国優勝を目標に、練習や試合に意識高く取り組みたいです。自分に何が足りていないのかを考え、向上心を持ってチームの勝利に貢献できる選手になるために、1日1日を無駄にせず、感謝の気持ちを忘れず、がんばりたいと思います。
　個人としては、チームを日本一にできるゴールキーパーになるために、たくさんある課題を一つでも多く改善し、自分の長所を伸ばせるよう日々の活動に取り組んでいきたいと思います」

(構成　吉田太郎、協力　スポーツらぼ御殿場、神戸弘陵高)

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