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ポルト指揮官、中東へ旅立った中島翔哉に「面倒な選手ではなかったが…」

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アルアインに移籍したMF中島翔哉

 ポルトのセルジオ・コンセイソン監督がアルアインへと旅立ったMF中島翔哉について言及した。

 2019年夏にカタールのアルドゥハイルからポルトに加入した中島。背番号10を託された同選手はビッグクラブでの適応に苦しみ、コンセイソン監督から叱責されることもあったが、徐々に信頼を勝ち得ていた。しかし、昨年3月の新型コロナウイルス感染拡大によるリーグ戦中断により、状況は一変する。

 日本代表MFは新型コロナウイルス感染への懸念からチーム練習再開後も合流を見送り、その判断に指揮官が不満を抱いたと報じられるなど、シーズン再開以降は出番を得られず。昨年夏には去就問題にも発展したが、再びチャンスを得て今季UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)などでプレーしたが、12月上旬のトンデラ戦を最後にベンチ外が続いた。

 そして今月16日、中島がポルトから半年間の期限付きでUAEのアルアインに加入することが決まった。わずか1年半でポルトガル名門クラブでの挑戦が終わった日本代表MFについて、コンセイソン監督は19日のスポルティング・リスボン戦前の会見で口を開いた。

「ナカジマは1か月か2か月、ここ(試合メンバー)にいなかった。彼にはいくつものチャンスがあった。馴染めなかった、もしくはポテンシャルの全てを発揮できなかった選手はいるものだ。異なるタイプの選手がいて、すべての選手を起用することはできない。選手個々のキャラクターによって道筋は異なる」

「ナカジマは決して面倒な選手ではない。少し複雑だったというべきか。ナカジマはここに馴染めなかった。とても基本的な面でそうだった」

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