福島ユナイテッドFCは19日、MF遊佐克美(32)の加入が決まったと発表した。福島市出身の遊佐は2011年からインドでプレー。現地のスター選手としてたびたび日本メディアにも登場していたが、コロナ禍によるリーグ戦中止に伴い昨年春に帰国していた。

　遊佐は2007年、広島ユースからトップチームに昇格。当時地域リーグのツエーゲン金沢、FC岐阜セカンドに所属した後、10年にパラグアイに渡った。11年からはインドリーグに所属し、各クラブの中心選手として活躍。Jリーグ復帰は09年夏の広島退団以来、12年ぶりとなる。

　遊佐は福島を通じて「震災から今年で10年になります。その年に自分が生まれ育った地元のクラブに加入できる事を大変嬉しく思います。福島ユナイテッドFCが福島復興のシンボルとして全国に発信していけるように、そして福島に明るいニュースをたくさん届けられるように、 自分の全てをかけて福島のためにがむしゃらに全力で戦う事を約束します。日本を離れて約10年間海外でプレーしてきましたが、今まで自分が経験してきた事を生かして、チームの目標であるJ2昇格に貢献できるように頑張ります。たくさんのサポーターのみなさん、福島のみなさん、魂のこもったプレーをぜひ、とうほう・みんなのスタジアムに観に来て下さい」とコメントしている。

　クラブ発表のプロフィールは以下のとおり

●MF遊佐克美
(ゆさ・かつみ)
■生年月日
1988月8月2日
■出身地
福島県福島市
■身長/体重
167cm/63kg
■経歴
笹谷スポーツ少年団-ジェイム福島FCジュニア-ジェイム福島FCジュニアユース-広島ユース-広島-金沢-FC岐阜セカンド-サンロレンソ(パラグアイ)- ONGC-MOHUN BAGAN AC-NorthEast United FC-EAST BENGAL-NEROCA FC-CHENNAI CITY FC(以上インド)

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