インテルが3月からチーム名とチームロゴを変更する見込みであると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数紙が18日に報じている。

　インテルの親会社である蘇寧グループは、かねてよりチーム名の変更を検討していたとのこと。数カ月前に「フットボール・クラブ・インテルナツィオナーレ・ミラノ」と長い名称を簡略化することを決定したと伝えられている。

　インテリスタたちが長年にわたって慣れ親しんできたチーム名。しかし、蘇寧グループにはイタリア国外のマーケットを意識し、クラブのグローバル化を図りつつチームの本拠地であるミラノ市との絆を強調する狙いがあるとみられる。

　3月から導入される新チーム名は「インテル・ミラノ」になるという。同時に、クラブ創設の1908年に、創設者の1人でイラストレーターのジョルジョ・ムッジャーニ氏が考案したチームロゴについても変更が予定されており、「インテル・ミラノ」の頭文字である「IM」を基調としたシンプルで魅力的なデザインになるとされている。

　インテルは3月9日のクラブ創設113周年記念を機に、ブランドイメージの一新を図るとみられ、『コリエレ・デラ・セーラ』は、頭文字「IM」を「I am Milano(私はミラノ)」と読み替えたキャンペーンの実施が検討されていることを伝えている。なおチームの呼称は変更されるものの、社名はこれまで通りの「FCインテルナツィオナーレ・ミラノ」を継続するようだ。

　セリエAでは、ユベントスもクラブ創設120周年を迎えた2017年にチームのロゴを変更。イタリア国外の新たなファンの開拓を狙い、頭文字の「J」を基調としたシンプルなデザインを採用した。

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