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原口元気、契約残り半年で他クラブとの交渉が可能に…ハノーファーがオファーためらう理由は?

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 ブンデスリーガ2部ハノーファーに所属する日本代表MF原口元気は、今夏以降の去就が不透明となっているようだ。ドイツ『シュポルトバザー』が伝えている。

 2018年夏にヘルタ・ベルリンから加入した原口は、ハノーファーではこれまで公式戦80試合に出場し9得点と14アシストを記録。19年秋に就任したケナン・コジャク監督の下では、ウィングではなく主にトップ下やインサイドハーフで起用されるようになると、チームの中心として活躍。今シーズンは16節消化時点に3ゴール5アシストをマークしている。

 だが、ハノーファーは今のところ今夏に満了となる原口との契約の延長に動いていないという。『シュポルトバザー』は、同選手がドッペルパック(1試合2ゴール)を達成した前節ザンクト・パウリ戦でのパフォーマンスを「ハラグチが2部では最もスピーディーで万能、完成された選手の1人であることを証明した短い瞬間」としつつ、「しかし、29歳はそれを見せることが少な過ぎる」と安定感に欠けていることを指摘。クラブが新契約の提示をためらう1つの理由として挙げている。

 もう1つの理由は、クラブは選手側が望んでいるという年俸のアップにあるようだ。同メディア曰く、クラブが19年夏に2部へ降格してからも「ブンデスリーガ1部選手並みに稼いでいる」原口は、ハノーファーでの自身の地位を反映する好条件の新契約を希望しているとのこと。コロナ禍に苦しむクラブはそれに応じない構えのため、両者が近々に交渉に入る可能性が低いという。

 今月ハノーファーとの現行契約が残り半年を切り、他クラブと自由に交渉が可能の状況となった原口。今夏までハノーファーで見せるプレーが、去就を大きく左右するかもしれない。

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