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南野の欠場中に首位→4位…クロップの起用法に地元紙「説明が難しい」“持ち味”がリバプールでの活躍を妨げる?

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リーグ戦の出場から遠ざかっているFW南野拓実

 リバプールに所属するFW南野拓実の出場機会の少なさに対し、地元紙『リバプール・エコー』が疑問を投げかけている。

 南野は先発フル出場した昨年12月19日の第14節クリスタル・パレス戦(○7-0)で待望のプレミアリーグ初得点を挙げ、リバプールの大勝に貢献した。しかし、リーグ戦では同試合を最後に4戦連続で出番がない。

 リバプールは南野が欠場した4試合でわずか1得点にとどまり、クリスタル・パレス戦での2連勝から一転して4戦未勝利(3分1敗)。その間に首位から4位にまで順位を下げている。

 同紙はこの状況を受けて「タクミ・ミナミノの欠場を説明するのは難しい」と題し、「攻撃が低迷し続けている中、なぜ日本人はユルゲン・クロップに信頼されていないのか」と疑問を呈した。

 スタメン出場した8日のFAカップ3回戦アストン・ビラ戦(○4-1)は好パフォーマンスではなかったと振り返るが、「リバプール選手の中で不振だったのは彼だけではなかった」と指摘し、「少なくとも彼はジョルジニオ・ワイナルドゥムのゴールのアシストした」と、結果を出したことを評価している。

 同紙は「南野を妨げているのは、彼がアンフィールドに連れてこられた主な理由の1つであるユーティリティ性にあるだろう」と分析。今季は3トップの中央や左ウイングのほか、中盤でもプレーしている日本代表FWについて「リバプールは明らかに、この選手をどこで起用するのがベストなのか、まだよく分かっていない」とレポートし、適性ポジションを見いだすこともレギュラー奪取への鍵になると見ている。

 リバプールは今後、21日のプレミアリーグ第18節バーンリー戦、24日のFAカップ4回戦マンチェスター・ユナイテッド戦、28日のプレミアリーグ第20節トッテナム戦と、厳しい日程が続く。同紙は「ローテーションによって、ミナミノが次の週に少なくとも1試合に出場することはほぼ確実だ」とし、指揮官へのアピールに期待した。

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