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パリSG行きを熱望するデレ・アリ、移籍許可をトッテナム会長に志願

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 トッテナムに所属するMFデレ・アリが、パリSGへの今月中の移籍の可能性を消さないでほしいとダニエル・レビ会長に要請したようだ。『90min』が伝えた。

 アリは今季、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で出場機会が激減し、指揮官の構想外と見られている。そうした中、恩師マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるパリSGが、アリの獲得に興味を示していると報じられている。

 パリSGは昨夏も獲得を狙っていたが、その関心はますます高まっている。しかし、パリSG側は18か月の長期契約を希望するとともに、2022年の夏にアリを獲得できないか考えている。

 アリ自身はキャリアを軌道に乗せるチャンスだと捉えているため、パリSGへの加入を許可してほしいとレビ会長に明言していた。来夏の欧州選手権を視野に入れており、良い調子を保つことで2019年6月以来となるイングランド代表への復帰を望んでいる。

 とはいえ、レビ会長がアリの説得を受け入れるかは疑問だ。

 モウリーニョ監督はアリの態度や姿勢に懸念を抱いており、主力選手から外されている。モウリーニョ監督はアリをレンタル移籍させたいと考えており、一方でパリSGも移籍を受け入れたいと考えているが、契約の際に買取オプションをつけたいと考えているため、交渉は保留されていると『90min』は伝えている。

 レビ会長はアリを完全移籍で出したくないと考えている。アリがまだワールドクラスのポテンシャルを発揮できると信じているため、アリを買取オプションなしで6か月のレンタル移籍させることを希望している。

 トッテナム、パリSG、アリの3者はレンタル移籍で合意することを望んでいるものの、契約の内容が問題となっている。ボスはアリのローン移籍を望んでおり、パリSGは契約を成立させたいと考えているが、フランス側が契約に購入オプションを挿入したいと考えているため、交渉は保留されていると『90min』に情報筋が伝えている。

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