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U-16代表候補MF小原は「最後の最後で貢献できなかった」選手権の悔しさ胸に青森山田の中心選手へ

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青森山田高のMF小原由敬がスルーパスを狙う

[1.23 東北高校新人選手権1回戦 聖和学園高 0-2 青森山田高 Jヴィレッジ]

 青森山田高のMF小原由敬(2年)は、左SHとして選手権の全5試合で先発出場。新チームの公式戦初戦も左サイドで先発すると、後半途中からはボランチに移り、攻撃をコントロールして勝利に貢献した。

 元々シャドーを得意としてきたMFは、突破力に加えてチャンスメーク力も兼備。前を向いてのドリブル、スルーパスでシュートシーンを生み出す。U-16日本代表候補にも選出されている小原はこの日も左サイドでの崩しでゴールを演出した。

 ただし、満足感は無かった。「(チームとして)本来の青森山田と比べて半分もできていなかったので、明日からもっと修正していかないといけない」。球際、切り替え、ハードワーク……昨年からの経験者は、より青森山田の選手としてやるべきことを仲間たちに求めていく。

 選手権は悔しい大会だったという。「自分、思うようなプレーもできなかったし、最後の最後でチームに貢献できなかったので。本当に去年は全国優勝を目標に1年間積み重ねてきて最後の最後で貢献できなかったというのが本当に後悔しました」。準決勝で先制アシストしているものの、後半の早い時間帯での交代が続き、決勝も0-1の後半6分にピッチを去った。

「もっと攻撃のアクセントになれたと思うし、もっと仕掛けて、もっと攻撃を作っていければ」という思いがある。だからこそ、「今年は中心選手として、そこはもっと得点に絡んでいくことと攻守に活躍していかないといけない」と宣言。チームの日本一のため、そして自身が目標とするプロになるためにも、攻守両面でチームを勝利へ導く選手になる。

(取材・文 吉田太郎)

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