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「オレの方がもっとやれる」。まず1ゴールの仙台育英MF明石は東北新人を実力証明の大会に

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仙台育英高MF明石海月はまず1ゴールを記録

[1.23 東北高校新人選手権1回戦 仙台育英高 3-0 秋田商高 Jヴィレッジ]

「2019年度 ミズノ 全国ルーキーリーグ交流大会」得点王のサイドアタッカー、仙台育英高MF明石海月(2年)がまず1ゴールを挙げた。

 1-0の前半30分、「(島野)怜が開いて良いボールをくれたので、GKが前に出てきていたんですけれども、速いボールを蹴れば入ると思ったのでそこは自信を持って決めました」。右サイドの突破口は、得点シーン以外にも右サイドからの高精度クロスなどで決定機を演出していた。

 縦へのドリブルと左右両足から精度の高いプレースキックやクロス、シュートを放つことができる注目株。チームメートのMF島野怜(2年)のU-16日本代表候補入りは涙が出るほど悔しかったようだが、明石も十分に全国舞台などで活躍する可能性を持つ選手だ。

 2度目の選手権は「ただ起点になっていただけ」と反省の2試合。その悔しさもあり、「(選手権)決勝出ている選手とかでも『オレの方がもっとやれる』という気持ちもあるので、今年一年最後ですし、高い意識を持ってやっていきたいです」と闘志を燃やしている。

 縦への仕掛けからのラストパス、カットインからのシュートで「違いを見せたい」。自分本位の動きになりすぎたり、逆にならないように意識しすぎて良さが消えている時もあるが、自分の特長をチームのために最大限発揮すること。まずは今大会で東北制覇に貢献し、実力を証明する。

(取材・文 吉田太郎)

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