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京都移籍の柳沢がサポーターへ謝罪コメント

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 J1鹿島は12日、元日本代表FW柳沢敦(30)が今季J1の京都に完全移籍したと発表した。
 柳沢は鹿島の公式HPを通じて異例の長文コメントを発表した。そこには悩んだ末の決断だったことや、サポーターへの感謝、謝罪の気持ちなどが綴られている。
 鹿島の公式HPに掲載されている柳沢のコメントは以下の通り。

「この度、長年お世話になった鹿島から移籍する事を決意しました。
 入団してから12年、鹿島ではいろんな事を経験させて頂き、感動や喜びを味わうことが出来ました。
 これも、常に声援を送り続けて下さったサポーターの皆さんやチーム関係者の皆さん、そして共に戦ったきた選手の皆さんのお陰だと思います。
 この決断は簡単なものではありませんでした。
 元日の決勝後のサポーターの皆さんからの『ヤナギサワコール』。関係者の方の方々から『残ってほしい』と言って頂いた言葉。仲間の言葉・・・。
 自分の中ではある程度早い段階で決めていた部分もありましたが、自分の中で決めた後が苦しい日々でした。
 『プロ選手とはこういうものだ』と思う反面、プロ選手である前に『人として』という持論が頭の中でグルグルしていました。
 今まで、決断してきた事には責任を持ってやってきたつもりです。
 そして、この決断にも責任を持って前へ進んでいきたいと思ってます。最後まで応援して下さった鹿島サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。また会える日を心から楽しみにしています。
 最後に、元日の決勝後、あれだけ長く声援を送って頂いたのに、何の言葉も見つからず、皆さんの前でお礼の言葉も言えなかった事をこの場を借りてお詫びしたいと思います。ただ、ただ、感謝の気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございました。」

(文 武澤伸昭)

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