絶好調のフランクフルトについて、ドイツ『SPOX』が分析している。

　一時は9試合勝利なしなど苦しんだフランクフルトだが、直近のブンデスリーガ7試合で5勝と見事に復調。順位も6位まで上げている。23日のビーレフェルト戦では攻撃陣が爆発し、今季初の5ゴールで大勝を収めている。

　そんなフランクフルトについて、『SPOX』は「後半戦で夢のようなスタートを切った。特に攻撃面での改善は、欧州カップ戦への期待を高める」とし、好調の理由を分析。1つ目はDFラインとGKケビン・トラップの安定感を挙げ、2つ目には「(ジブリル)ソウとハセベは中盤で完璧に補完し合っている」と、中盤にポジションを移した長谷部誠の存在を挙げている。

「中盤は週を追うごとに安定感を増している。マコト・ハセベを6番へ移す(アディ)ヒュッターのアイデアはスマートだった。たくましい日本人(ビーレフェルト戦ではデュエル勝率が70%)と1年半ぶりに復帰したソウは、ピッチの中央で完璧に補完し合っている」

　そして3つ目の要因として、攻撃陣の好調を指摘。「ヒュッターはアミン・ユネスとアイメン・バルコクを頻繁に自由にさせている。その2人とダイチ・カマダの連携は、チームを全く新しいレベルに引き上げた。アンドレ・シウバ(14ゴール)はその恩恵を受けている」と、日本代表MF鎌田大地の貢献を分析している。

　最後に、欧州カップ戦出場権獲得の可能性について「ボルシアMGやドルトムント、レバークーゼンなどと違い、今季のヨーロッパカップ戦はなく、二重の負担はない。そのため、ブンデスリーガにすべてを集中できる」と日程面で有利なこともあり、可能性はあると綴っている。

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