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なでしこジャパンが「SheBelieves Cup」の不参加を正式発表、高倉監督「難しい状況にあるのは全世界どのチームも同じ」

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なでしこジャパンは「SheBelieves Cup」不参加に

 日本サッカー協会は29日、なでしこジャパン(日本女子代表)が出場予定だった2月の2021 SheBelieves Cupについて、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、不参加とすることを発表した。直前の国内トレーニングも行わないという。

 2021 SheBelieves Cupは2月18日から24日まで、アメリカのフロリダ州オーランドで開催予定。今井純子女子委員長はJFAの公式サイトを通じ、「今回の大会不参加について、新型コロナウイルスの感染状況と、それに付随する様々な情報を集め、総合的な見地から決断しました」と経緯を説明している。

「不参加に対して理解を示してくれたアメリカ連盟には謝意を表したいと思います。今大会を楽しみにしていた選手やスタッフ、ファン・サポーターと同じく私もこの結果を残念に思いますが、女子委員長として、関係者の安全・安心とともに、東京オリンピックに向けた継続的な強化のバランスを考えて判断しました。東京オリンピックでの金メダル獲得に向けて、あらためて最善の強化計画を検討してまいります」

 また、高倉麻子監督も「アメリカサッカー連盟が主催し2年前から招待頂いているSheBelieves Cupですが、残念ながら今年は不参加という結論になりました」と胸中を明かしている。

「毎年素晴らしい舞台を準備、提供してくださっているアメリカサッカー連盟の方々にはあらためて感謝の気持ちと御礼を申し上げたいと思います。この遠征がなくなることで貴重な実戦の場はなくなりますが、難しい状況にあるのは全世界どのチームも同じです。どんなことが起きようと、私たちは今、与えられた環境でベストを尽くし、東京オリンピックに向けて万全の準備を進めていきます。昨年10月、11月に再開した国内キャンプでチームの成長に確かな手応えを感じることができたので、継続性を大切にし、前進することを止めず、チーム力を上積みしていきたいと思います」

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