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インテルとローマ、ジェコとサンチェスの大型トレード交渉か…焦点は差額の4億円?

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 インテルとローマがFWエディン・ジェコとFWアレクシス・サンチェスのトレードを検討していると、イタリアメディア『スカイスポーツ』が28日、報じている。

 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWのジェコは、2015年夏にマンチェスター・シティからローマに加入。以降、5年半にわたって主力として活躍してきた。しかし今冬、指揮官パウロ・フォンセカやローマ経営陣との不和が伝えられており、チームの構想外に。ローマは1月の移籍期間中の売却を検討しており、インテルとの取引を模索しているようだ。

 イタリアメディアは、ローマがインテルに所属するチリ代表FWサンチェスとの期限付きでのトレードに関心を示し、移籍の実現へ向けて動き始めたことを伝えている。トレード交渉は難航を極めるが、かねてよりジェコの獲得に関心を示してきたアントニオ・コンテ率いるインテルは案件を真剣に吟味。すでに28日、両クラブの幹部がミラノ市内で面会し、取引について話し合いを行った。

 両クラブによる取引の焦点は、金銭的な問題となる。年俸はジェコの750万ユーロ(約9.5億円)に対し、サンチェスは700万ユーロ(約8.9億円)と大差はない。しかしチリ代表FWに関しては税制上の優遇措置が取られているため、今シーズン末までジェコとのトレードを行った場合、インテルは実質的に300万ユーロ(約3.8億円)程度、余分に支出しなければならなくなる。

 したがってローマはインテルに対し、差額に相当する分をレンタル料の形で埋め合わせを行うなど、解決策を模索しなければならない。移籍期間の期限が迫る中、今後の動向は注目されるところだ。

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