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ザック氏、お気に入りイブラヒモビッチの暴挙にショック「説明がつかず理解に苦しむ」

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 26日のミラノダービーにおけるミランFWズラタン・イブラヒモビッチの振る舞いについて、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏も首を傾げた。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が28日、特集の中で伝えている。

 イブラヒモビッチは昨年1月、7年半ぶりに古巣ミランに復帰すると、チームの黄金期を知るベテランのリーダーとして若手主体のチームをけん引。昨シーズン後半から続くチームの快進撃をもたらした。しかし、常にチームの模範として振る舞ってきた39歳FWは、26日のコッパ・イタリア準々決勝ではまったく異なる姿を見せた。

 ミランが1-0でリードしていた44分、ミラン主将アレッシオ・ロマニョーリのルカクに対するファウルをきっかけに、インテルFWが激高。マンチェスター・ユナイテッド時代の元同僚であるイブラヒモビッチと口論になると、頭を突き合わせて互いを侮辱し合い、両者ともにイエローカードを提示された。後半、2枚目の警告を受けたイブラヒモビッチが退場すると、ミランは苦境に陥り1-2と逆転負けを喫した。

 これまで幾度となくスウェーデン人スーパースターを絶賛してきたザック氏は、イブラヒモヴィッチの態度にショックを受けている。過去に何らかの重大な確執があったのではないかと推測する。

「これほど重要な試合において、彼ほどの経験のある選手が……。説明がつかない。過去に何らかの重大な出来事があったとしか考えられない。イブラは機械のような選手。そんな彼がこれほど冷静さを失うなんて見たことがない。よほど重大なことがなければ、イブラがあんな形で挑発に反応するはずがない」

「1人のサッカーファンとして、1人の指導者として心が痛む。私の経験をもってしても何が起きたのか理解に苦しむ。イブラはチームの支柱であり、選手たちは苦しい時に彼の姿を見る。みんなが彼をリーダー視している。リーダーがこんな振る舞いをしてはならない」

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