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“緊急事態”リバプールが積極補強! シャルケのトルコ代表20歳DFを獲得

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シャルケDFオザン・カバクがリバプールにレンタル移籍

 リバプールは1日、シャルケのトルコ代表DFオザン・カバク(20)が期限付き移籍で加入することを発表した。契約期間は今季終了までの6か月間。背番号は19に決定している。

 カバクはガラタサライの下部組織で育ち、2018年にプロデビュー。2019年1月にシュツットガルトに移籍し、同年夏から活躍の場をシャルケに移した。センターバックを主戦場とし、今季はブンデスリーガ14試合に出場している。

 リバプールは現在センターバックに負傷者が相次いでおり、カバクと同じ1日にプレストン(イングランド2部)からDFベン・デイビスも獲得。緊急事態に見舞われる中、移籍市場の最終日にセンターバック2選手を補強している。

 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、シャルケはカバクの最初のレンタル費用として、100万ポンド(約1億4400万円)を手に入れることになるという。さらに出場試合数やUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でのパフォーマンスに応じ、最大150万ポンド(約2億1500万円)まで上がる可能性があるとみられる。

 また、リバプールは夏に1800万ポンド(約25億8500万円)でカバクを購入できるオプションを保有しているが、最大で2650万ポンド(約38億700万円)まで膨らむ場合があるとのこと。この条項は6月まで有効となっている。

 リバプールは昨夏からカバクに関心を示し、長期的なターゲットとなっていたようだ。過去にシャルケやハダースフィールドで指揮を執ったデイビッド・ワグナー氏が、ユルゲン・クロップ監督にカバク獲得を強く勧めたほか、クロップ監督の親友で元シャルケSDであるクリスティアン・ハイデル氏も推薦していたと伝えられている。

 クラブ公式サイト上で「デイブ(ワグナー氏の愛称)は彼(カバク)について、前からとてもポジティブだった」と明かしたクロップ監督は「彼は非常に若くしてドイツに来た。大きな才能があるのは明らかだ」とカバクに期待を寄せ、次のように続けた。

「彼はまだ20歳だ。今は(ドイツで)2つ目のクラブでプレーしている。シャルケは残念ながら、現時点では悪いポジション(18チーム中18位)にいる。彼にとって、移籍するにはいいタイミングだ。世界のどの選手もそうであるように、選手はチーム状態が安定したところにいるべきで、私たちならそれを与えられる」

 リバプール指揮官は「私たちのチーム状態は安定しているし、彼は自分のポジションでプレーできる。20歳という若さで、ピッチ上でなんでも求められ、ミスが許されない選手になる必要もない」とシャルケでの立場を思いやり、「彼は本当に大きな才能を持っている。彼と一緒に仕事できることを楽しみにしているよ」と期待の言葉を重ねた。

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