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5キロ減量でキレ増した!「かなりいい状態」名古屋FW相馬勇紀が初の対外試合で2ゴール

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FW相馬勇紀(12月5日撮影)

 沖縄県内でキャンプを行っている名古屋グランパスは3日、大宮アルディージャとの練習試合(45分×3本)を行った。1本目は1-2で落としたが、2本目は1-0。そして3本目はFW相馬勇紀が2ゴールを決めて2-1とし、トータル4-3で勝ち切った。なお、1本目と2本目のゴールはいずれもFWガブリエル・シャビエルだった。

 試合後、オンラインで会見を行ったマッシモ・フィッカデンティ監督は「今は走り込みの時期」とミスが失点に繋がったことを問題視せず、逆に「満足しているかと言われれば満足している」と新戦力を加えた初の対外試合でパフォーマンスに手ごたえを持った様子で話した。

 決意がいきなり結果で表れた。9年ぶりにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に臨む名古屋は、大型補強を実行。相馬と同タイプで実績十分のMF齋藤学、テクニシャンの攻撃的FW柿谷曜一朗の獲得で、ポジション争いは例年以上に激化している。

 早稲田大4年生だった18年に特別指定選手として名古屋でJリーグデビュー。残留を争っていたチームの救世主とも呼べる活躍をみせ、19年より鳴り物入りで成績入団を果たした。しかし20年も32試合に出場したものの、得点は2。2年間でレギュラーポジションを掴むことができなかった。

 自ら「勝負の年」として意気込む今季。まずは食事から見直した。その結果、5キロほどの減量に成功。特に食べる量を減らしたわけではなく、自然と体が絞れていったという。「自分の体に合うもの、合わないものを上手く取った結果です。スピードも残っているし、当たり負けもしない。かなりいい状態でできています」。

 背番号も心機一転、11番に変更。7番にこだわりがあり、特別指定選手時代には47、入団後も27番を背負った相馬だが、11番も大学4年時に背負い、大学リーグ優勝に導いた愛着のある番号でもある。「とにかく今年は得点というところにフォーカスしてプレーしている。これをどれだけ他の試合でも出せるかだと思うので、また気を引き締めていきたい」。東京オリンピックの出場にも期待がかかる23歳が、プロ3年目の飛躍を目指す。

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