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波乱に次ぐ波乱…バルサが延長戦の末にグラナダ撃破! ド派手なゲーム展開で国王杯ベスト4進出

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バルセロナが5-3で勝利

[2.3 コパ・デル・レイ準々決勝 グラナダ 3-5(延長) バルセロナ]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝が3日に行われ、バルセロナは敵地でグラナダに5-3で勝利した。0-2から後半終了間際の2ゴール追いつき、延長戦で3-2と逆転した直後に同点弾を奪われたが、そこから相手を突き放す2得点。2018-19シーズン以来、2年ぶりのベスト4進出を果たした。

 ラ・リーガ2位のバルセロナと同8位のグラナダが激突した一戦。FWリオネル・メッシをはじめとする主力メンバーで臨んだバルセロナは、立ち上がりからボールを握って試合を支配する。しかし、ゴールを奪えずにいると、前半33分に先制を許した。

 一度グラナダの攻撃を防いだ後、自陣PA左脇で2人のマークを受けたDFサムエル・ウムティティがボールロスト。MFアルベルト・ソロの折り返しをMFケネディに右足で押し込まれた。

 1-0で前半を終えたグラナダは後半2分、自陣でのボール奪取からロングパス1本で抜け出したFWロベルト・ソルダードがGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとの1対1を制し、リードを2点に広げる。

 追いかけるバルセロナは後半12分、筋肉系のトラブルでプレー続行不可能となったDFセルジ・ロベルトに代え、DFセルジーニョ・デストを投入。さらにFWウスマン・デンベレ、FWマーティン・ブレイスウェイト、MFリカルド・プーチを送り込み、反撃を試みる。

 しかし、GKアーロン・エスカンデルのビッグセーブやクロスバーに阻まれるシーンが続き、得点には至らない。それでも後半43分、メッシが右から中央へ持ち出し、左足でPA内左に浮き球のパスを送ると、大外でフリーとなったFWアントワーヌ・グリーズマンが反応。滑りながら左足でヒットしたボールが左ポストとGKエスカンデルに当たり、ゴールに転がり込んだ。

 後半45分にはメッシが左足で放った弾丸シュートが左ポストを叩く。勢いづいたバルセロナが同点に追いついたのはアディショナルタイム2分だった。メッシが敵陣の右寄りから左足で再びPA内左にふわりとしたパス。ファーのグリエーズマンが頭で折り返し、DFジョルディ・アルバがヘッドで押し込んだ。

 試合は2-2のまま延長戦に突入。バルセロナは延長前半10分、PA内左に流れたボールにJ・アルバが走り込み、左足でワンタッチクロスを送ると、グリエーズマンの豪快なヘディング弾で3-2と逆転に成功する。しかし、ゲームはこれで終わらない。

 直後の延長前半12分、グラナダのDFカルロス・ネバがPA内左でデストに倒され、PKを獲得する。同13分にキッカーのMFフェデ・ビコがGKテア・シュテーゲンの逆を突き、左足でゴール左に流し込んだ。

 同点とされたバルセロナだったが、延長後半3分に勝ち越す。メッシがPA手前中央から右足で打ったシュートがGKエスカンデルに弾かれ、こぼれ球をMFフレンキー・デ・ヨングが右足でプッシュ。4-3と再びリードを奪うと、延長前半と同じ轍を踏むことはなかった。

 延長後半8分、PA内右のグリエーズマンが左足のアウトで左方向へ浮き球のパス。走り込んだJ・アルバが左足で強烈なボレーシュートを叩き込み、5-3と試合を決定づけた。バルセロナにとっては2シーズンぶりの4強進出。準決勝第1戦は10日、第2戦は3月3日に行われる。

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