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美しい両サイド展開からプレミア初弾! リバプール破ったブライトンMF「僕のゴールかは分からないけど…」

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MFスティーブン・アルザテが初ゴール

 プレミアリーグ第22節では、下位に沈んでいたブライトンリバプールとのアウェーゲームを制した。決勝点を挙げたのは9試合ぶりに先発したMFスティーブン・アルザテ。22歳のコロンビア代表アタッカーにとって、これが待望のプレミア初ゴールとなった。

 ブライトンの先制点は後半11分、美しいパスワークから生まれた。

 MFイブ・ビスマのインターセプトを起点にまずは左サイドから組み立てると、異例の左ウイングバック起用となった201cmのDFダン・バーンが前線への浮き球パスでスイッチオン。FWレアンドロ・トロサールの落としから今度は右サイドを攻め込み、MFパスカル・グロスが左サイドの大外にインスイングのクロスボールを供給した。

 これに反応したのが高い位置を取っていた長身のD・バーン。ヘディングで折り返しのボールをゴール前に送り込むと、最後は3列目から攻め上がっていたS・アルザテがワンタッチでゴール右上隅に押し込んだ。12本の長短パスを使ってサイドを広く使いつつ、最後は起用法もハマった理想的なゴールだった。

 クラブ公式サイトは試合後、S・アルザテのインタビューを伝えている。

「リバプールとのアウェーゲームはもちろん簡単なことではなかった。彼らはチャンピオンだから。ただ、僕たちはゲームプランにこだわり、それをしっかりやった」。

 そう胸を張ったアルザテは「僕たちは試合前、相手をリスペクトして臨むと言っていたが、序盤からしっかりとプレッシャーをかけ、彼らに長い間ボールを持たせたくなかった」と狙いを説明。「これは大きな結果になった。最近の数試合でも結果は出ていたし、流れが来ている。シーズンの序盤からうまくプレーできていたけど、幸運がいつも訪れるわけではなかった」とこれまでの勝因を積み上げてきたものに見いだした。

 また自身のゴールについては「僕のゴールかどうかは分からないけど、僕がそれをもらうよ!」とコメント。アルザテがシュートを放った後、ボールはトロサールをかすめていたが、「これは僕にとってプレミアリーグ初ゴールなんだから、僕がもらわないといけないね」と冗談めかした。

 グラハム・ポッター監督は試合後、「スティーブンは良いパフォーマンスを見せた。問題は11人しかフィールドに立てないことで、一部の選手たちは忍耐をしなければならず、スティーブンもチャンスを待たないといけなかった」とアルザテに気持ちを寄せつつ、「だが、共に戦える良い集団を持っている。それが今夜、そして(前節の)トッテナム戦で報われた」と振り返った。

 直近4試合で3勝1分と好調の続くブライトンは、降格圏と勝ち点10差の15位に浮上している。

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