beacon

「要らないと言われた」バルサ退団を思い返すスアレス…盟友メッシとは連絡も「今日の午後も話した」

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨夏、バルセロナからアトレティコに移籍したFWルイス・スアレス

 アトレティコ・マドリーのFWルイス・スアレスは昨夏にバルセロナから加入。直近3試合では5ゴールを挙げる活躍を見せている。スペイン『マルカ』が移籍に至った経緯を伝えている。

 バルセロナからはロナルド・クーマン監督から構想外と言われたスアレス。『エル・トランシストール』では、スアレスのインタビューを伝えており、34歳のストライカーは当時のことについて「バルセロナに呼ばれて、僕は計算に入っていないと言われた。つらかったよ。そんなことは考えてもいなかったから」と心境を明かしている。

「非常に難しい状況だった。クーマンに呼ばれたとき、君は計画の中に入っていないと言われた」

「バルセロナも公式に、僕のことを計算に入れていないと伝えてきた。それでチョロ(ディエゴ・シメオネ監督の愛称)やミゲル・アンヘルとともに、アトレティコ移籍について交渉しはじめた」

 特にユベントスとは加入間近まで話が進んでいたほか、そのほか多くのクラブからも関心を集めていたという。「多くのクラブが僕に興味をもってくれた。ユベントスだけじゃなくてね。僕は正しい決断がしたかった。僕にとっても、僕の家族にとっても」と、結果的にスアレスはアトレティコを選ぶことになる。

 アトレティコにとっても大きな戦力補強となった。スアレスは今季リーグ戦でここまでに14得点を記録。ディエゴ・シメオネ監督のもとでプレーを楽しむ様子を見せる。その指揮官に信頼を寄せており、「彼はもっとも説得力のある監督の一人だ。その熱意やポジティブさ、これまでの知識や経験を踏まえるとね」と印象を語っている。

「そのプレースタイルというよりも、彼が話すときの信念のほうをより信頼しているんだ」

「シメオネは選手に手を差し伸べて、モチベーションを上げてくれる監督だ。僕は監督になりたくないよ。苦しいことも多いし、みんなを幸せにすることはできないのだから」

 新天地で心機一転を果たしたスアレスだが、盟友のFWリオネル・メッシとはいまだに連絡を取る。「今日の午後も彼と話した。彼は昨日(グラナダ戦)の勝利をとても喜んでいた」と語り、メッシの去就についても口を開いた。

「彼はいまもすばらしいレベルでプレーしている。世界最高の選手だ。メッシが引退したいときに引退するだろう。それがバルセロナなのか、アルゼンチンでなのか、その他なのかは彼が決めることだ」

 メッシがバルセロナを出るか、またはスアレスが再びクラブを移るか。いずれにせよ、2人の連係を再び観ることができるのだろうか。スアレスはその問いに「多分、親善試合とかならね」とはぐらかしている。

●ラ・リーガ2020-21特集

TOP