サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督が新戦力のFW南野拓実について語った。

　今冬の移籍市場最終日にリバプールからサウサンプトンに半年間の期限付きで加入した南野。プレミアリーグ通算19試合で1ゴールと、アンフィールドでなかなか結果を残せなかった日本代表FWだが、新天地のオーストリア人指揮官ハーゼンヒュットル氏は期待を口にした。

　6日のニューカッスル戦でのデビューが予想される南野について、同指揮官は「木曜日に彼とドイツ語で初めて長めに話をした。彼は長くオーストリアでプレーしたからとても良いドイツ語を話す」と言及し、同選手の印象を続けた。

「ユルゲン(クロップ監督)が我々に適したチョイスと言っただけではなく、彼がすぐさまチームを助けてくれることを私は知っている。だから、彼がチームにいることに私はとてもハッピーだ。すべてのタイミングにおいて我々にとってとても助けになるクオリティを持っていることを最初のセッションで示していた。このスカッドに彼がいることに私はとてもハッピーだ」

　また、どのくらい前から南野を意識していたかについて「私のアシスタントコーチ、リチャード(キッツビヒラー)は彼と(ザルツブルクで)仕事をして、彼のことをよく知っている。彼がリバプールに加入したとき、私は“どうして我々はこの選手を獲得できなかったんだ”と言ったものだ」と回想したハーゼンヒュットル監督は、移籍実現に至った経緯についても語った。

「ザルツブルクから選手を獲得するのはさらに難しくなっている。彼らは今、チャンピオンズリーグに出場するから、我々のようなクラブを踏み台にする必要がなくなった。(アーリング)ホーランドのように、彼はすぐさまドルトムントに渡って行った。だから今、彼がここにいてくれてハッピーだ。我々の望むスタイルは彼に適しているし、将来的にそのようになることを願っている」

「彼はただいつも通りのプレーをすればいい。いくつかの良いプレーをして、試合に勝つために我々を助けるはずだ。彼がそのようにできることをわかっている。我々を助けられる選手がいたとき、私はよくユルゲンとその選手について話をしている。だから、この移籍が実現したんだ。フットボールをプレーする限り、我々は彼を助けられ、彼の成長を助けられる。ベンチに座っているよりは、我々とともにプレーする方が良いはずだ」

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