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王者リバプールを切り裂いた“マンCの至宝”フォーデン、指揮官ペップ「彼はボールを奪われない」

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成長続ける20歳MFフィル・フォーデン

[2.7 プレミアリーグ第23節 リバプール 1-4 マンチェスター・シティ]

 マンチェスター・シティは7日のプレミアリーグ第23節でリバプールに4-1の勝利。ジョゼップ・グアルディオラ監督は4点目を挙げたMFフィル・フォーデンについて「巨大な才能」と称賛した。英『BBC』が伝えている。

 今季のプレミアリーグ覇者の行方を大きく左右する大一番を制したのはシティ。大量4得点を奪い、12月19日の第14節・サウサンプトン戦から続く連勝を「10」に伸ばしてみせた。

 スコアレスで前半を折り返すと後半10分、フォーデンのシュートのこぼれ球をMFイルカイ・ギュンドアンが決めて先制に成功。同18分にはPKで追いつかれるが、28分にはGKアリソン・ベッカーのクリアを拾ったフォーデンがショートカウンターを仕掛け、マークを2枚はがしながらギュンドガンの勝ち越しゴールをお膳立てした。

 さらにシティは後半31分にFWラヒーム・スターリングが3点目を決めると、同38分にはフォーデンがダメを押す。右サイドからPA右に入ってすぐに左足を一閃。ゴールのニアサイドを高速で突き刺し、今季リーグ戦5得点目を挙げた。

 試合後、フォーデンは「チャンピオンを倒すとみんなの自信が高まります」と手応えを口にする。「相手は非常に困難な強敵だったけど、自分たちのサッカーをやり抜く勇気を示せた。そして、それが形として報われました」と喜びを語っている。

 今季公式戦で10ゴールの大台に乗せた20歳について、グアルディオラ監督は「フィル・フォーデンは本当にボールを奪われない」と絶賛。「非常にアグレッシブになってきた」とその成長に目を細めた。しかし、指揮官はその才能の伸びしろはまだあるとも語る。

「だが、彼はまだ若い。2得点目と4得点目の動きで“巨大な才能”の片鱗を見せた。彼はまだ若いんだ。もしうまくいったら…彼はまだまだ成長できることをいずれ知るだろう」

 20歳の若きイングランド代表は今季公式戦28試合で10ゴール6アシストを記録。チームの要であるMFケビン・デ・ブライネ不在の中で、その穴埋めを十分なほどにこなしている。2度のお膳立てを受けたギュンドガンは「フィルはすべての称賛に価する。本当にうまくやっているよ。昨季と比べて飛躍した」とその成長スピードに驚きを隠せない。

「忘れがちだけど、彼はまだ若いんだ。私たちは彼からはたくさんのことを学んでいる。彼がチームにいてくれてとても幸せだよ。とてつもないクオリティをもたらしてくれている。若い選手がこんなに活躍するのはとても素晴らしい」

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