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諦めの“指揮官スローイン戦術”…就任10試合28失点のアラダイス監督「ケインのマークを外しちゃダメ」

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試合終了間際、サム・アラダイス監督がスローイン未遂

 プレミアリーグは7日に第23節を行い、WBAトッテナムに0-2で敗戦。昨年12月16日にサム・アラダイス監督が就任したが、なおも苦しい戦いが続いている。

 ともに勝利から遠ざかっている2チームだが、トッテナムは負傷からFWハリー・ケインが復帰。エース復活で息を吹き返すと、後半9分にはケインが堅く守るWBAから先制点を奪取する。同13分にはFWソン・フンミンが追加点でリードを広げ、地力の差を見せつけた。

 試合終了間際には珍プレーも。後半アディショナルタイム1分過ぎ、タッチラインを割ったボールはアラダイス監督の元へ。自チームのリスタートをいち早く進めたい指揮官は自身がボールを掲げ、スローインをする素振りを見せた。余裕か、または敗戦を認めて諦めたのか。少しの笑みを浮かべた66歳のベテラン指揮官は、すぐさまボールを選手に渡している。

 試合後、敗れたアラダイス監督は英『BBC』のインタビューに答え、「前半は封じ込めることができたが、結果的にゴールを許してしまった。ハリー・ケインが自陣でマークされていなかったね。そういうレベルのミスはやってはいけない。封じ続けなくてはいけなかった」と先制点を許したことに悔しさをにじませていた。

 データサイト『opta』によると、アラダイス監督は就任からリーグ戦10試合で28失点を記録。これは過去3人が樹立したプレミアリーグの記録に並んでいるという。

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