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“スーパーサブ”メッシ投入で勝利手にしたバルサ…指揮官「試合が変わった。勢いをもたらしてくれた」

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途中出場で流れを変えたFWリオネル・メッシ

[2.7 ラ・リーガ第22節 ベティス2-3バルセロナ]

 バルセロナは7日にラ・リーガ第22節でベティスと対戦し、3-2で勝利。ベンチスタートのFWリオネル・メッシは後半12分に投入され、その2分後には同点ゴールを決めてみせた。

 前半11分にDFロナルド・アラウホが負傷し、MFフレンキー・デ・ヨングを投入したバルセロナ。先制点を奪うことができず、逆に同38分にはベティスに得点を決められてしまう。0-1で折り返すと、後半からFWマーティン・ブレイスウェイトに代え、MFペドリを投入。さらに同12分にはメッシとFWフランシスコ・トリンコンを出場させた。

 すると、すぐに采配が的中。メッシは投入2分後、PA右でパスを受けると、素早く左足を振り抜いて同点ゴール。勢いを味方につけ、同23分にはオウンゴールで逆転に成功した。30分にはベティスに追いつかれるが、42分にはトリンコンが豪快なミドルを決め、接戦を制した。

 メッシとトリンコン投入という策が的中したロナルド・クーマン監督。スペイン『マルカ』のインタビューに答え、「昨日メッシを休ませることを決め、必要に応じて出場させようと思っていた」と経緯を明かす。「彼の投入で試合が変わった。勢いをもたらしてくれた」とエースを称賛した。

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の戦いも続くバルセロナは、10日に準決勝第1戦でセビージャと対戦する。今回の“スーパーサブ”メッシも「選手の体を考慮したもの」と語る。「11試合を立て続けに戦い、10試合はアウェーだった。セビージャは素晴らしいチームだ。(メッシ温存は)カップ戦を戦い抜くための最短の方法であり、選手離脱を防ぐための方法でもある」とタイトル獲得のための重要な“休養”だったことを明かしている。

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