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「過大評価を信じていた。次の優勝は30年後」リバプールをキーン氏が酷評…

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マンチェスター・Cに完敗したリバプール

 マンチェスター・ユナイテッドOBで、現在『スカイスポーツ』で解説者を務めるロイ・キーン氏が、リバプールを酷評している。

 7日に行われたプレミアリーグ第23節で、マンチェスター・Cを本拠地アンフィールドに迎えたリバプール。後半に先制された後、63分にモハメド・サラーのPKで同点に追いつく。しかし、その後GKアリソン・ベッカーの痛恨のミスもあって3失点。1-4と厳しい敗戦を喫している。

 1月21日の第18節バーンリー戦(0-1)まで、プレミアリーグのアンフィールドでは68試合負けなしだったリバプール。しかし、そこからまさかの3連敗。前年度王者がホームゲームで3連敗を喫するのは、1956年3月のチェルシー以来、ここ65年間で初の事態となった。さらに、1試合未消化の首位マンチェスター・Cとの差は10ポイントまで広がっている。

 今季リバプールはリーグ戦で23試合を消化したが、優勝した昨シーズンの同時点と比べて27ポイントも下回っているという。キーン氏は「バッド・チャンピオンだ」と、厳しい評価を述べた。

「これは一過性のもので、異常なシーズンで、コロナ禍によるものだとも言えるだろう。ぐずぐずるるなよ。チャンピオンであり、リバプールFCなんだから。もし今のパフォーマンスが続くのならば、次の優勝は30年後になるだろう」

 そして、試合後のユルゲン・クロップ監督のコメントにも反応。「GK(ミスで失点を招いたアリソン)の足が冷えていたのではないかと言っていた? 聞いたことがない。冗談半分なのはわかるが、それは言い訳の言い訳だね」と辛らつな言葉を続けている。

「このチームを理解できない。前の試合(0-1)でも、ブライトンは快適だった。負けることもあるが、負け方があるだろう。私にはそれが見えない」

「直近1~2年の過大評価を信じていたんだろう。昨シーズンにリーグ優勝した時かのように、過大評価を信じて調子に乗ってしまった。私が過去にタイトルを取った時は『もう一度いけるか?』と考えていたよ。選手たちが『もう一度』と言っているのを聞いたことがない。それがキーだ。今、彼らはリーグ優勝からトップ4フィニッシュを目指すと話しているね」

 最後に「リバプールはメガクラブだと言われ続けている。もし本当にそうならば、挫折にも対処するだろう」と締めくくった。

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